Sake Brewery

古川酒造

草津宿で東海道を行き交う旅人の疲れを癒した美酒
佐瀬式木槽で搾る酒は米の旨みが生きた“濃醇旨口”

古川酒造05
  • この記事をシェアする

明治以前から続く伝統の手作りを守る

東海道の宿場町としてにぎわった草津。正式な記録こそ残っていませんが、すでにその頃から酒造業を営んでいたと蔵には伝わります。

古川酒造02

1965年頃から当蔵特有の濃醇旨口を守り続けてきた蔵元の古川睦夫さん。現在でもベテランの但馬杜氏とともに、自ら酒造りに携わります。酸と甘みがバランス良くアルコールのボリューム感豊かな味わいは、「これでなければ」という多くの愛好者のためにこれからも変わることはありません。

古川酒造03

酒米は滋賀県産の吟吹雪、玉栄、山田錦、飯米のみずかがみも使用。特に代表銘柄の「天井川」には契約農家栽培の無農薬、化学肥料不使用の米を主に用います。仕込み水は湖南アルプスから琵琶湖に注ぐまろやかな伏流水です。

古川酒造06

職人の五感が頼りの伝統的な手作業で育てた醪を搾るのは、昔ながらの佐瀬式木槽搾り。力をかけずゆっくりと搾り出された酒は、旨みが損なわれず米の味が生きたまま。三日がかりで大変な労力がいる木槽搾りにこだわるのは、ただ美味い酒を造りたいとの変わらぬ思いだけなのです。

古川酒造04

古川酒造

古川酒造

創業
不明(明治以前)
代表銘柄
天井川、宗花
住所
滋賀県草津市矢倉1-3-33Googlemapで開く
TEL
077-562-2116
HP
https://www.furukawashuzo.com/

特集記事

1 10
FEATURE
Discover Sake

日本酒を探す

注目の記事

Sake World NFT