⽇本酒の新幕がひらく
アッサンブラージュの世界
酒蔵を越え、掛けあわせる奇跡のブレンド
飲食店でしか出合えない、特別な日本酒です。
酒蔵を越え、掛けあわせる奇跡のブレンド
飲食店でしか出合えない、特別な日本酒です。
A miraculous blend that goes beyond sake breweries
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What’s Assemblage?日本酒の新幕を開く
アッサンブラージュとは
「アッサンブラージュ」(Assemblage)という言葉をご存知なのは、アートに造詣の深い方でしょうか。
もしくはワインに詳しい方かもしれません。
もともとフランス語で「組み立て」「混ぜ合わせ」を意味し、アートでは立体物のコラージュ作品のこと。
またワインにおいては原酒をブレンドする伝統的な技法を指します。…
ニューワールドでは単一のブドウ品種で醸造されるワインが多いですが、フランスやイタリア、スペイン、ドイツなど、古くからの産地ではこちらが主流。掛け合わせでしか生まれない複雑な味わいや香りが
あるからこそ、ボルドーワインやシャンパーニュは今も昔も世界の代表的な存在となっているのです。
So many miracles?掛け合わせから生まれる奇跡
無限の入口と出口のあるSAKE
日本酒ではこれまで「ブレンド」や「アッサンブラージュ」についてあまり多く語られてきませんでした。引き算の美学を持つ日本人のDNAや、戦後の米のない時代でのやりくりや酒税法の改正、桶買い・桶売りなど、歴史と時代に翻弄されたせいかもしれません。
しかし時代は移り、日本酒を取り巻く環境も様変わりしました。杜氏による職人的な酒造りの技術に加えて、新しい酵母の開発や醸造の研究なども進み、若手の新しいムーブメントや最新の設備を整えることで、現代人の嗜好に合わせた新しい日本酒造りへの挑戦がはじまっています。
アッサンブラージュでしか産まれない
味わいがある
そして「うま味」に代表される“おいしさ”のひみつが科学的に解明され、今や世界の料理人や美食家たちに知られています。
飲み手の側も成熟し、これまでになかった味わいを求め、受け入れる土壌ができている今、私たちは「日本酒アッサンブラージュ」を提案します。研究を重ねることで、BY(醸造年度)や磨き(精米歩合)などのスペックにとらわれず、味のみを基準に構築した、アッサンブラージュでしか生まれ得ない唯一無二の味わいを生み出すことが可能だとわかったからです。
風土を醸す
酒造りの基となる杜氏の仕事を大いなる大地とすれば、私たちはそこに吹く風かもしれません。酒蔵が担う伝統と文化を踏まえたうえで、新風を吹き込む。土と風、双方で日本酒の新時代を切り拓くことができれば—そんな夢を抱いて、みなさんと一緒にアッサンブラージュの旅をはじめてみたいと思います。
もちろん、まだまだ未知の領域。掛け合わせの数は無限大。目の前に広がる果てしない大海原に向かって希望の帆を上げてみました。
みなさんにもこの冒険の仲間になり
一緒に日本酒の未来を
切り開いていただけたら幸いです
世はグルメ大航海時代
世界が日本のSAKEを待っている
和食に日本酒が合うことはもはや自明の理。語ることは無いでしょう。しかし、今やどの国でも世界各国の料理が溢れています。もちろん日本も例外ではなく、普段の食事を考えてみても、お昼にラーメン、夜はハンバーグ、明日はパスタかスパイスカレーか…グルメな人ほどむしろ和食しか口にしない人は稀でしょう。そんなグルメ大航海時代を楽しむ美食家のみなさんに「うま味ブースト」型のマリアージュ体験をご提案します。そしてそのためには、日本酒が必要であるのです。
なぜならば日本酒は、ワインやビールなど普段私たちが飲用している醸造酒の中で、最も多くの「うま味=アミノ酸」が含まれていると言われており、“うま味”に着目した官能評価ではあらゆる料理をおいしくするといったデータもあります。
SAKE同⼠が奏でる
ハーモニーで
うま味の⾜し算・掛け算
今回私たちが得たノウハウをひとつ公開すると、マリアージュする料理に対して欲しい味をアッサンブラージュによって組み立てられるという事です。幅広い世界の料理と合わせるために、甘、酸、苦、旨など(塩分以外)の様々な味の要素を積層させ、さらにイノシン酸とグルタミン酸のような“うま味”の足し算・掛け算もできる。だから、世界の料理に合わせられる。さらに、アッサンブラージュすることで、銘柄単体の味のオリジンは残しつつも外骨格を取り払い、より料理に溶け込み、マリアージュしやすくすることに成功しました。香りは極めてジェントルで、まるでオーケストラのように、日本酒同士がハーモニーを奏で、料理と共に口に含むと、至福のうま味をブーストし、世界の料理と響き合います。
日本人思考の
SAKEマリアージュは世界へ
日本人が得意としている美食術があります。…「口内調理」と呼ばれるものです。米食文化である私たちは、昔からご飯を中心に、様々な料理を口の中に同時に含み、口の内で食べ合わせて味を完成させてきました。つまり、日本人は根っからのアッサンブラージュニストであり、マリアージュが大好きな人種という事になります。ご飯は淡白な味でありながら、食欲を増進させる「あま味」や「うま味」があり料理を引き立てます。そしてお米から作られる日本酒は、発酵の力を借りてその系譜を最大限に受け継いでおり、単体での味の完成もさることながら、アッサンブラージュによって、世界の美食と「うま味マリアージュ(UMAMI Mariage)」を完成させる事ができると期待されています。近年、ヌーベルキュイジーヌと呼ばれる新世紀の洋食はクラシカルなそれと異なり、バターや生クリームなども限りなく少なく、ヨーロッパの前進的な名店をめぐると「洋皿に載った和食」とまで称される繊細な料理が増えてきていることに気づきます。つまり和食に限らずとも強い味や香りで、肉やバターの脂分をあらい流す必要はなく、逆に繊細な風味を損なわないような酒類が求められるケースも増えてきており、日本酒は最高の食中酒となり得ると言えます。