イベントレポート

新潟県内の78蔵が集結!日本酒の国内最大級イベント「にいがた酒の陣」をレポート

新潟県の酒蔵が一同に集まる日本酒イベントが2024年3月9日(水)、10日(日)に実施されました。
蔵の数が全国1位の新潟県のビックイベントに編集部が潜入!

にいがた酒の陣
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2004年にスタートし、2024年で20周年を迎えた「にいがた酒の陣」。当日はJR新潟駅からバスで約15分の[朱鷺メッセ(新潟県新潟市中央区)]に県内の78蔵が集結し、各酒蔵自慢の銘酒を試飲・購入可能。また飲食ブースでは日本酒に合うおつまみも楽しめます。

2024年の「にいがた酒の陣」は、3月9日(土)〜10日(日)の2日間。各日、午前の部(10:00〜13:00)と午後の部(14:00〜17:00)に分かれています。
今回はSake World編集部が、3月9日(土)午後の部の様子をレポート。

チケットは完売!入場チケットの確保が大事

全4回、各回先着4000人限定の入場チケットは早々に完売。当日券の販売もないので、チケットサイトの発売日・販売時間に待機して確保するのがおすすめ。
いかに日本酒好きがこのイベントを楽しみにしているのかがよく分かる。

にいがた酒の陣

立席だけでなく、指定席で座って楽しむこともできる

当日13時50分ごろ会場が見えてくると、午前の部と午後の部の入れ替え時間ということもあるが、会場の外まで入場待機列ができていた。

入場入口では参加者におちょこと和らぎ水が渡され、会場内は着席形式のAチケット(指定席)と立席形式のBチケットでエリアが分かれている。
また桜色のふろしきを身につけている人は、お酒に詳しいので質問などOKとの案内も!初めて参加する人でも安心だ。

にいがた酒の陣

にいがた酒の陣

試飲30分前から日本酒の購入OK

試飲開始30分前の14時から日本酒の購入はOKとのことで、ブースによってはすごい列ができていた。特に長い行列ができていたのは、「満寿鏡」のマスカガミ(加茂市)と「あべ」の阿部酒造(柏崎市)。
ここでしか買えない酒の陣限定酒の販売もあるので、事前に公式HPの出品予定銘柄一覧表を確認するのが良さそうだ。
また入場口の外にはヤマト運輸のコーナーがあり、買ったお酒を自宅まで発送できるのも嬉しい。

にいがた酒の陣

いよいよ試飲スタート!新潟県の日本酒が大集結

14時半からはお楽しみの試飲がスタート!おちょこ片手にお目当てのブースへ思い思い向かう。各ブースごとに試飲のため人が集まり、蔵人が丁寧に日本酒の説明を行う。

にいがた酒の陣

にいがた酒の陣

「天領盃」で知られる天領盃酒造(佐渡市)は、出品銘柄がイベント限定酒とあって折り返すほどの列ができていた。

にいがた酒の陣

また、「にいがた酒の陣」が新しい取り組みやブランドのお披露目の場所にもなっている。

金色の生原酒缶「菊水ふなぐち」でおなじみの菊水酒造(新発田市)は、数量・期間限定の「菊水大吟醸生原酒ふなぐち」をお披露目。オリジナル着ぐるみを着たスタッフと一緒に記念撮影も楽しめる。

にいがた酒の陣

「八海山」の八海醸造(南魚沼市)では、新ブランド「唎酒(りしゅ)」の飲み比べ(有料)を用意。香りや味わいのイメージに合わせてツツジ、ヤマユリ、ハルジオンと魚沼に咲く花の名前が付けられているんだそう。

にいがた酒の陣

新潟県にはクラフトサケの醸造所LAGOON BREWERY(新潟市)もあり、果物やハーブなどを使用したお酒が出品されていた。
そして日本酒以外のお酒を提供している酒蔵もいくつか発見。王紋酒造(新発田市)では、大吟醸原酒を使用したハイボール(有料)が提供されていた。

新潟ならではのおつまみをはじめ食も充実!

お気に入りの日本酒を購入して、おつまみといっしょに味わうのも「にいがた酒の陣」の楽しみのひとつ。
酒蔵ブースだけでなく、料理やおつまみのブースも充実している。真牡蠣のがんがん焼きや鮭とば、越後のからあげなど、どれも日本酒に合うものばかり。

にいがた酒の陣

にいがた酒の陣

また今回のイベントでは、おちょこを首から提げられるストラップをつけている人が目立っていた。こちらの商品は2Fの物販ブースで購入できるそう。
酒蔵ブースによってはオリジナルグッズも販売しているので、そちらにも注目を。

にいがた酒の陣

参加者の嬉しそうな顔と、蔵人の笑顔に包まれた一日

今回印象的だったのは、参加者の嬉しそうな顔と蔵人の笑顔。
たくさん試飲を回るもよし、ゆっくり座りながらおつまみと日本酒を嗜むのもよし、それぞれの日本酒の楽しみ方で過ごせる“にいがた酒の陣”。これからも日本酒ファンを魅了するだろう。

にいがた酒の陣

にいがた酒の陣

にいがた酒の陣

参加酒蔵
大洋酒造(大洋盛)、宮尾酒造(〆張鶴)、王紋酒造(王紋)、菊水酒造(菊水)、金升酒造(金升)、越後桜酒造(越後桜)、越つかの酒造(代々泉)、白龍酒造(白龍)、麒麟山酒造(麒麟山)、下越酒造(麒麟)、近藤酒造(越乃鹿六)、金鵄盃酒造(越後杜氏)、今代司酒造(今代司)、石本酒造(越乃寒梅)、塩川酒造(越の関)、高野酒造(越路吹雪)、DHC酒造(越乃梅里)、越後酒造場(越乃八豊)、LAGOON BREWERY(翔空)、宝山酒造(宝山)、峰乃白梅酒造(峰乃白梅)、越後鶴亀(越後鶴亀)、笹祝酒造(笹祝)、弥彦酒造(こしのはくせつ)、加茂錦酒造(加茂錦)、マスカガミ(萬寿鏡)、雪椿酒造(越乃雪椿)、福顔酒造(福顔)、柏露酒造(柏露)、吉乃川(吉乃川)、長谷川酒造(越後雪紅梅)、お福酒造(お福正宗)、越銘醸(越の鶴)、諸橋酒造(越乃景虎)、中川酒造(越乃白雁)、河忠酒造(想天坊)、関原酒造(越後長岡藩)、栃倉酒造(米百俵)、朝日酒造(久保田)、池浦酒造(和楽互尊)、新潟銘醸(長者盛)、高の井酒造(たかの井)、原酒造(越の誉)、阿部酒造(あべ)、石塚酒造(姫の井)、緑川酒造(緑川)、玉川酒造(玉風味)、松乃井酒造場(松乃井)、魚沼酒造(天神囃子)、八海醸造(八海山)、青木酒造(鶴齢)、苗場酒造(苗場山)、津南醸造(つなん)、白瀧酒造(上善如水)、武蔵野酒造(スキー正宗)、田中酒造(能鷹)、妙高酒造(妙高山)、丸山酒造場(雪中梅)、竹田酒造店(かたふね)、小山酒造店(越後自慢)、頚城酒造(越路乃紅梅)、代々菊醸造(吟田川)、加藤酒造(潟一)、上越酒造(越後美人)、新潟第一酒造(越の白鳥)、よしかわ杜氏の郷(よしかわ杜氏)、君の井酒造(君の井)、千代の光酒造(千代の光)、鮎正宗酒造(鮎正宗)、田原酒造(雪鶴)、加賀の井酒造(加賀の井)、渡辺酒造店(根知男山)、猪又酒造(月不見の池)、尾畑酒造(真野鶴)、逸見酒造(真稜)、天領盃酒造(天領盃)、北雪酒造(北雪)、加藤酒造店(金鶴)

公式HP:
https://www.niigata-sake.or.jp/sakenojin/sakenojin-info/

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https://sakeworld.jp/special/

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