
松井酒造株式会社
京都御苑や京都大学といった
歴史と文化が根付く地で
創業当時の思いを受け継ぐ酒蔵

寺社の御用達看板ならぶ洛中最古の酒蔵
京都市左京区、出町柳駅より徒歩5分ほど。京都市中心部の東山三十六峰を望む鴨川のほとりに位置する[松井酒造]。元々は享保11(1726)年に現在の兵庫県香住町で創業し、その後幕末期に京都の河原町竹屋町へ、大正末期に現在の場所に移転。太平洋戦争終結後長い休造を経て2009年に復活、蔵元が自ら杜氏として、数名の蔵人と共に酒を醸している。
松井の酒を醸す「鴨川蔵」。マンションの1Fという市街地ならではの環境で、洛中最古の酒蔵として創業当時の思いを受け継ぎながら営んでいる。
耕す
米は全量「酒造好適米」で少量の仕込みで手間をかけ育て上げる。主に京都産の「祝」「五百万石」を仕込みに用い個性に合わせて、精米歩合、洗米・浸漬時間、水温、製麹、発酵温度や期間を柔軟に合わせている。
汲む
水は蔵の個性。比叡山から流れ出す地下水を使用しており硬度は平均すると35、ミネラル分の含有量が少ない超軟水だ。水を操れるかは今までの経験や日々の研究が生きてくる。
醸す
長く愛される“ものづくり”を続けることを信念に、洗米から始まる仕込みは、全てにおいて人の手が入る。
しかし古く伝統的な手法にだけこだわっているわけではなく、より旨い酒を追求するため品質を高める「温度管理」と「衛生管理」は最新の設備を導入し徹底するこだわり。
発酵タンクは低温発酵が可能なサーマルタンクを使用し、搾った後のお酒は貯蔵タンクで一年中-5度に保たれた冷蔵室にてゆっくりと熟成させている。
酒質
蔵を代表する「神蔵KAGURA」は、甘い吟醸香が豊かに広がるスッキリとした味わいだ。
目指す酒質は高レベルな香りと味わい。初めて日本酒を飲んだ人でも美味しいと感じてもらえるようにとの想いが。
『神蔵 KAGURA』を始め『富士千歳』『京千歳』『金瓢』など米の旨みを最大限に引き出した銘酒は、金閣寺や北野天満宮といった京都の名だたる寺社の御用達。杜氏である15代目当主をはじめ、蔵人たちの丁寧な手仕事が支持されている。
併設するティスティングルーム酒中仙では、飲み比べのほか、酒米や酒粕を使った軽食がいただけるので、気軽に立ち寄ってみよう。
松井酒造株式会社

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