Sake Brewery

ハクレイ酒造

天保3年より受け継がれる伝統の酒造り。
大江山連峰の恵み、超軟水の「不動山水」で醸す銘酒

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天保3年より受け継がれる伝統の酒造り

ハクレイ酒造

日本三景・天橋立から車で20分ほどの風光明媚な場所に位置する。江戸後期の創業以来、地域とともに歴史を刻む酒蔵だ。日本海と大江山連峰由良ヶ岳に挟まれた風光明媚な環境にあって、地元の米と水を活かした伝統の酒造りを守り続けている。

 

 

京都・ハクレイ酒造

ハクレイは漢字で「白嶺」と書く。九代目の「六右衞門」が由良ヶ岳に真っ白な雪が積もった様子を詠んだのが始まりで看板銘柄にもなっている。またもう一つの看板銘柄として、「酒呑童子(しゅてんどうじ)」があり大江山の鬼伝説に因み、その大江山連峰の湧き清水により酒を醸していることに由来する。

米と水のこだわり

米と水と人との調和を大切にした酒造りを徹底している。米は栽培からこだわっており上質の良い米を使うことで多く磨かなくても美味しいお酒を造ることができる。また仕込み水には由良ヶ岳を流れる滝の水「不動山水」を使用。600mものパイプを通して引いてきているのには驚きだ。
酒造りには難しいと言われる超軟水の水質でありながら甘口酒、辛口酒とも自在に醸し続けている。水の力と職人による熟練の技術と知識が酒造りには欠かせない「原点」となっている。

蔵の中にはかつての釜場や仕込蔵など、 古い蔵の様子をそのまま残した空間に当時の酒蔵の日常がよみがえる。またお米の稲穂の展示も。現在は酒米・山田錦の自社栽培にもいち早く取り組み、エコファーマーの認定を得た地元の契約農家とともに、農薬や化学肥料をなるべく減らした環境にやさしい農業を目指している。

酒造り

神秘的な雰囲気が漂う仕込蔵。徹底した温度管理はもちろんのこと、光に弱いことから灯りは最小限に。江戸時代より続く伝統ある酒蔵に触れることでまた新たな魅力を発見。こだわりの原材料で醸す酒は、伝統的な醸造方法で蔵人の手によって造られる。多くの製造工程を経て造りあげられるお酒は随所に造り手の技が加わっているのがわかる。創業当時から受け継がれてきた醸造方法を継承し続けている。

「天の蔵」店舗

試飲や購入は蔵横の展示販売スペースの一角でできる。お酒のほかに酒粕やアルコールを使った焼き菓子も製造販売。豊富な商品が店内にラインナップしている。

ハクレイ酒造内観

ハクレイ酒造では酒蔵見学も常時開催。

営業日時 木曜日~日曜日 9:00~17:00
見学所要時間 約30分
見学人数 2名以上8名まで
入場料 無料

ご希望の方には、一人385円(天の蔵カップと盃又はぐい呑付/消費税込)
酒蔵見学申し込みこちら

この酒蔵の銘柄一覧

ハクレイ酒造

ハクレイ酒造

創業
1832(天保3)年
代表銘柄
白嶺 酒呑童子
住所
京都府宮津市字由良949
TEL
0772-26-0001
HP
https://www.hakurei.co.jp/

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