Sake Brewery
古川酒造
草津宿で東海道を行き交う旅人の疲れを癒した美酒
佐瀬式木槽で搾る酒は米の旨みが生きた“濃醇旨口”
![古川酒造05](https://sakeworld.jp/wp-content/uploads/2023/05/LF2202_se_furukawasyuzo_1L1A6371-1200x800.jpg)
明治以前から続く伝統の手作りを守る
東海道の宿場町としてにぎわった草津。正式な記録こそ残っていませんが、すでにその頃から酒造業を営んでいたと蔵には伝わります。
1965年頃から当蔵特有の“濃醇旨口”を守り続けてきた蔵元の古川睦夫さん。現在でもベテランの但馬杜氏とともに、自ら酒造りに携わります。酸と甘みがバランス良くアルコールのボリューム感豊かな味わいは、「これでなければ」という多くの愛好者のためにこれからも変わることはありません。
酒米は滋賀県産の吟吹雪、玉栄、山田錦、飯米のみずかがみも使用。特に代表銘柄の「天井川」には契約農家栽培の無農薬、化学肥料不使用の米を主に用います。仕込み水は湖南アルプスから琵琶湖に注ぐまろやかな伏流水です。
職人の五感が頼りの伝統的な手作業で育てた醪を搾るのは、昔ながらの佐瀬式木槽搾り。力をかけずゆっくりと搾り出された酒は、旨みが損なわれず米の味が生きたまま。三日がかりで大変な労力がいる木槽搾りにこだわるのは、ただ美味い酒を造りたいとの変わらぬ思いだけなのです。
![古川酒造](https://sakeworld.jp/wp-content/uploads/2023/05/LF2202_se_furukawasyuzo_1L1A6371-600x400.jpg)
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