お値段以上?「Sake World NFT」で買える10万円以上の日本酒
「Sake World NFT」で購入できる価格10万円超えの日本酒銘柄を厳選して紹介。高価格帯だからこその稀少性と職人技を堪能できる一本を見つけて。※税込価格となります
「Sake World NFT」出会える、10万円を超えるプレミアム日本酒を厳選してご紹介。注目の熟成酒から、超高精白酒、限定醸造まで、蔵元のこだわりが詰まった銘柄をセレクトしている。あなたの心に響く一本をみつけて。
【あわせて読みたい】
・NFTとは?
・購入方法はこちらから!
・Sake World NFTはこちら
INDEX
日本酒の価格設定のポイントって?
日本酒の価格帯は、日常的な銘柄からハレの日に味わうプレミアム酒まで幅広く、その背景には複雑な要因が絡み合う。
まず、原料米や醸造方法といった酒造りの工程が価格に与える影響を見てみよう。
特定産地や希少な酒米の使用、高度な精米技術はコストの上昇につながる。また、昔ながらの手法を採り入れた酒造りは手作業が多く、ていねいな管理と多くの労力が必要なため、製造コストに反映されていく。
さらに、熟成酒や限定生産品などは、希少性が高く価格への影響は大きい。
たとえば、今回紹介している極限精米に挑戦した銘柄や、半世紀以上熟成させた古酒などはその例といえる。
近年の海外富裕層を中心とした日本酒人気の高まりが、高級銘柄への需要を押し上げている点も見逃せない。国内外の鑑評会での受賞や、著名なアーティストとのコラボレーションなど、話題性も市場価値を高め、プレミアム価格の形成につながることも増えている。
このように日本酒の価格は、酒造りの技術や手間、希少性、市場での評価など、さまざまな要素が複雑に作用して決定される。高価格帯の日本酒には、他では体験できないその銘柄独自の付加価値が凝縮されているのである。
時に、そんな贅沢な一本を味わうことは、日本酒ファンにとって至高の喜びといえるのではないだろうか。
「Sake World NFT」で買える価格10万円以上の日本酒
精米歩合7%、極限精米が生んだ究極の日本酒 宮下酒造 「純米大吟醸 MIYASHITA ESTATE Aji」
価格¥110,000
岡山市西川原に蔵を構える[宮下酒造]が、岡山県産酒造好適米「雄町」の極限精米に挑戦し誕生したのが、「純米大吟醸 MIYASHITA ESTATE Aji」。
酒米のルーツともいわれる「雄町」は、大粒で心白が大きいうえに軟質で割れやすいため、これまで精米歩合40%が限界とされてきた。
本銘柄は長年の研究開発により精米歩合7%の超高精白を実現。約400時間におよぶ精米過程に加えて、極小の米粒を扱うために開発された洗米用具、繊細な麹造りなど、数々の困難を克服して完成させた。
雑味がほとんどない軽やかで飲み飽きしない味わいが、「雄町」本来の豊かな旨味と見事に調和している。
宮下酒造のSake World NFT登録銘柄中で最高値を誇るこの日本酒は、まさに「ESTATE(財産)」と呼ぶにふさわしい逸品だ。
この記事の酒蔵はこちら
- 宮下酒造
-
岡山♯岡山♯酒蔵
飛騨高山が育む熟成酒 平田酒造場「SUIO」
価格¥198,000
“酒は醸し育てるもの”をモットーに、手作りで少量仕込みにこだわる[平田酒造場]。飛騨高山で1994年に仕込まれた「SUIO」は、満を持して世に送り出された珠玉の熟成酒だ。
岐阜産酒米「ひだみのり」と飛騨の伏流水を使用し、伝統製法で醸造。蔵の奥に並ぶホーロー製タンクで長期熟成させた琥珀色の酒は、カラメルやスパイス、干し椎茸、蜂蜜などを思わせる力強く複雑な香りが印象的だ。口に含めば、甘味と旨味が調和した滑らかな味わいが広がり、バランスの取れた酸味と苦味が奥行きのある余韻を生む。
その味わいは、「2014年インターナショナル・ワイン・チャレンジ (IWC)日本酒部門 優勝 チャンピオン・サケ」にも輝いた。
ユニークなボトルデザインは、熟成酒の終わりなき旅を表現。再生や成長を象徴する三角と、不完全な完全を表す一辺欠いた円、封シールには結界を表す紙垂(しで)をモチーフにしたという。
2025年、[平田酒造場]の創業150年という記念すべき年に、「SUIO」は30年ヴィンテージ酒となる。さらに円熟味を増したその味わいを、ぜひ体験してほしい。
この記事の酒蔵はこちら
- 平田酒造場
-
岐阜♯酒蔵♯岐阜
210本限定の希少な特別純米大吟醸 田辺酒造「永遠の輝き〜ETERNAL RADIANCE」
価格¥297,000
福井県永平寺町の[田辺酒造]は、県内でも有数の酒どころとして知られてきた松岡地区に蔵を構える。手間を惜しまない昔ながらの酒造りを受け継ぎながらも、常に新たな挑戦を続けている蔵元だ。
そんな[田辺酒造]が手掛ける高価格帯の日本酒の中でも、ひときわ異彩を放つのが「永遠の輝き〜ETERNAL RADIANCE」である。96歳で逝去したエリザベス英女王の70年の在位「プラチナ・ジュビリー」に敬意を表し、試行錯誤の末に誕生した特別限定のプレミアム日本酒だ。SAKE World NFT出品酒の中でも3番目(※2024年8月現在)の高価格帯を誇る。
兵庫県産「山田錦」の特上米を贅沢に使用した醪を長期低温発酵し、槽搾りでじっくりと時間をかけて搾り、さらに低温熟成させることで極上の味わいを引き出している。
世界的に活躍する画家・千住博氏の手によるラベルも魅力の一つだ。氏の代表作「瀧シリーズ」最新作から選ばれた作品と、氏が揮毫した「永遠の輝き」の銘が、この酒に特別な輝きを与えている。製造はわずか210本限定。アートボトルのラベルには、千住氏のサインとエディションナンバーが記された希少な逸品である。
なお、「永遠の輝き」の売り上げの一部は、[田辺酒造]が立ち上げた「ART SAKEプロジェクト」を通して、未来を担う若手アーティストの育成資金として寄付される。Sake World NFTで購入することで、それが直接アーティスト支援につながるという革新的な取り組みも、「永遠の輝き」の魅力を一層引き立てていると言えるだろう。
この記事の酒蔵はこちら
- 田辺酒造
-
福井♯福井
江戸時代から続く酒蔵の30年熟成酒 北善商店「聖乃御代 長熟成大吟醸酒」
価格¥330,000
福井県・北陸街道今庄宿に位置する[北善商店]の酒造りの歴史は、江戸時代にまで遡る。
豪雪地帯として知られるこの地域は、山々のけい石岩盤を潜り抜けた清らかな軟水に恵まれ、300年以上にわたり県随一の軟水仕込みの酒を醸造してきた。「地酒は風土が醸し出す」をモットーに、合掌造りの蔵で丁寧に醸される酒は、地元の人はもちろん、かつて北国街道を行き交った旅人たちにも愛されてきた味わいだ。
代表銘柄は「聖乃御代(ひじりのみよ)」。京都の高僧から授かった名前で、“清らかな水の里より世の中の平和を祈る”という意味が込められている。酒米の王様「山田錦」と、吟醸酒造りに最適な純水に近いPh7の軟水で醸したこの酒は、[北善商店]特有のすっきりときれいな味わいが特徴だ。
なかでも「聖乃御代 長熟成大吟醸酒」は、1994年に金沢国税局酒類鑑評会で金賞を受賞した「聖乃御代」を、30年間地下貯蔵庫で瓶貯蔵し完全熟成させた逸品。SAKE World NFT出品酒の中でも2番目(※2024年8月現在)の高価格帯というのも頷ける。
創業300年の歴史が生み出した酒が30年の長期熟成を経て、深みのある円熟した味わいを醸し出し、至福のひとときを約束してくれるのは間違いない。
この記事の酒蔵はこちら
- 北善商店
-
福井♯福井
半世紀の眠りから覚めた至宝 白木恒助商店「達磨正宗 昭和四十六年醸造酒(醸造年証明書付き)」
価格¥550,000
「達磨正宗」を醸す[白木恒助商店]は、田園風景が広がる岐阜市北部の門屋門に蔵を構えている。1960年代から日本酒の長期熟成に取り組み、古酒(長期熟成酒)の先駆けとして名を馳せてきた。熟成酒への情熱とたゆまぬ努力は、“古酒といえば達磨正宗”という評価を確立し、国内外で高い評価を得ている。
そして今、蔵の奥深くで半世紀を越えて静かに眠り続けた「達磨正宗」がついに世に出る。「達磨正宗 昭和四十六年醸造酒(醸造年証明書付き)」は、SAKE World NFT出品酒の中で最高値(※2024年8月現在)を記録する、まさに至宝だ。
50年以上の歳月が育んだこの酒は、かつての繊細な吟醸酒が、まろやかで熟した果実のような味わいに。口に含むと、芳醇な香りと熟成された旨みがゆっくりと調和し、しっかり芯のある熟成古酒に成長していることがわかる。
半世紀を超える時に思いを馳せながら、ビンテージ古酒が紡ぎ出す格別な味わいを堪能したい。
この記事の酒蔵はこちら
- 白木恒助商店
-
岐阜♯岐阜♯酒蔵
プレミアム日本酒、至福の一杯の楽しみ方
今回は、長期熟成酒や雄町米を極限まで磨いた銘柄、さらに購入が社会貢献につながる日本酒など、こだわりの逸品を紹介した。
これらの日本酒を口にする機会があれば、その深い味わいを堪能するだけでなく、熟成を重ねた歳月や蔵人の情熱に思いを馳せてみてはいかがだろうか。一杯の中に詰まった物語を紐解くような、この味わい方こそがプレミアム日本酒の真髄と言えるだろう。
ライター 石川葉子
フリーランスライター/Japanese Sake Adviser (SSI)/WSETLevel1/東京出身/アメリカ・ラスベガス在住。
この地でおいしいお酒に出会ってから日本酒に目覚める。最近は飲むのはもちろん、自宅でのSake造りも楽しんでいます。
SNS:Instagram @lvsakegirl note @lvsakegirl