入手困難な“苺”が主役のどぶろく(ハッピー太郎醸造所)をレビュー!
おすすめの日本酒を編集部がレビューする企画「Sake World編集部の推し日本酒」。
今回は、[ハッピー太郎醸造所(滋賀・長浜)]の“something happy 苺屋はな”を紹介します。苺がこれでもか!と入ったどぶろくは、とっておきの飲んで欲しい一本でした。
こんなお酒があるんだ![ハッピー太郎醸造所]との出合い
今回レビュー企画に参加した編集部員Tが、[ハッピー太郎醸造所]のどぶろくに出合ったのは2023年の秋。
そのとき飲んだのは赤丸薄荷×ななつぼしで、口に含んだ瞬間「なんだこれは!」と衝撃が走りました。
薄荷のすっきりした感じと同時に、シュワシュワとした酸味と甘みが口に広がっていったのです。特に日本酒初心者である私には、こんな日本酒があるんだ!という驚きがすごかったです。
そんな感動している私に上司が「冬には苺が出るらしい。」と、魔法の一言を言ったのです。
それからはInstagramでハッピー太郎さんのアカウントをチェックする日々。ただ数日おきに見ていたので、12月21日に見にいったらもう発売されている!!
油断をしていました。。
「えっ、、でも20日20時発売って書いてるし、まだあるやろ!」とオンラインストアに訪れると“SOLD OUT”の文字がありました。絶望しました。
それでも諦められない私は、取扱店を調べ近くの酒屋さんに問い合わせをし、もう一人の編集部員Oと2人分どうにかゲットできたのでした。
そんな大人気の苺。飲んだ瞬間の変わらぬ感動と上品に広がる苺の味わいがたまらない。
もう取扱店の在庫も少ないかもしれませんが、次回入荷時の参考にしてもらえたら嬉しいです。
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♯滋賀♯どぶろく
“苺”が主役のどぶろくとは
滋賀・長浜の[ハッピー太郎醸造所(湖のスコーレ内)]で生み出されるどぶろくの数々。
そんな中でも圧倒的人気なのが、この苺で造ったどぶろくなんだとか。
商品名:something happy 苺屋はな
(サムシング ハッピー いちごやはな)
製造元:ハッピー太郎醸造所(滋賀県長浜市)
原材料:米こうじ、苺
アルコール度数:6%
容量:480ml
味わい:甘口
野洲の近江富士麓に位置する苺屋はなさんの三種類の苺が、これでもかと沢山入っています。somethingシリーズの中では一番糖度と酸味があり、余韻が長いそう。
切り絵作家・早川鉄兵さんのオリジナルラベルも素敵で、飲んだ後も保管したくなる一本。
苺そのものの自然な甘さで、とっても飲みやすい
とろとろのお酒を陽に透かすと、薄桃色の液に苺の粒とお米がゆれて目にも楽しいです。
開栓すればシュワッと小気味のよい音が。注ぐとすぐさま、麹のほっくりした香りと苺のフレッシュな香りが鼻をくすぐりました。
まったりとした口当たりに微睡んでいると、ぷちぷちと優しい炭酸が弾けて心地よいです。
けっこう甘いのかなと思っていましたが、苺そのものを飲んでるかのような糖度に設定しているそうで、さらりと飲み干すことができました。普段、甘いお酒を飲まない人にもおすすめです。
また低アルコールなので、お酒が弱い私もかなり飲みやすいです。
飲んだ後に、ほんのりと苺の甘みが口いっぱいに広がり、幸福感に浸れます。
こんな料理に合いそう!
食中酒というよりは、カプレーゼやチーズなど軽めの前菜やおつまみとのペアリングが良さそう。
他にもご飯を食べ終わった後のデザートがわりになど、お酒そのものの味わいをじっくり堪能するのがおすすめです。
とっておきの日に、ゆっくり飲みたい一本
“something happy 苺屋はな”は飲む前も飲んだ後も、高揚感がすごいです。それは“苺”が持つパワーと、[ハッピー太郎醸造所]のどぶろくだからこそと感じました。
また、とっておきの日に取っておいて、ゆっくり楽しみたいお酒だなとも思いました。
本当に[ハッピー太郎醸造所]のどぶろくは、「どぶろくって何?」という人や、お酒がそんなに強くないという人にこそ飲んでもらいたいです。
日本酒やどぶろくに対してなんだか遠い世界と思っている人こそ、こんなに飲みやすい日本酒があるんだ!と驚かれるかと思います。
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https://sakeworld.jp/special/
ハッピー太郎醸造所
- 創業
- 2017
- 代表銘柄
- Something happy
- 住所
- 滋賀県長浜市元浜町13-29 湖のスコーレ内Googlemapで開く
- TEL
- 080-5236-2593
- 営業時間
- 11:00〜18:00
- 定休日
- 火曜日