酒蔵に聞く

兵庫県加古川唯一の酒蔵
「岡田本家」 2人で手造りする銘酒がSake World NFTに登場!

1874(明治7)年創業。加古川市内の酒蔵が閉業し唯一の酒蔵となったのをきっかけに、2010年に酒造りを再開。丁寧に作られる清酒「盛典」がSake World NFTにも登場。今話題の日本酒を徹底解剖する。

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1.  加古川唯一の酒蔵【岡田本家】

「加古川に丁寧に造られた美味しいお酒がある」と聞いてその足で訪問。
突然の訪問にも関わらず快く受け入れていただいたのは加古川駅より車で約10分の場所にある【合名会社 岡田本家】

岡田本家は1874年(明治7年)に加古川市で 酒造りを創業。昭和40年代には加古川市内にも10軒以上の 造り酒屋があったが、現在では加古川で唯一存在する酒蔵だ。

2010年に創業時からの銘柄「盛典(せいてん)」を復活させ、2020年には大阪国税局清酒鑑評会燗酒部門で優秀賞受賞、全国新酒鑑評会で入賞するなど丁寧な酒造りは評判。地元加古川の伏流水と兵庫県産の 米を100%使用した地産地消の銘酒をなんとたった2人で造りあげている。

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合名会社 岡田本家 代表 岡田洋一さん
プロフィール
2004年岡田本家入社。2010年より代表として酒造りを行う。代表銘柄の「盛典」のほか、等外米を使った新しい酒造りにもチャレンジしている。酒造りの他にも田んぼ管理・米作りなどの農業にも力を入れている。

12月の年末に差し掛かった取材日は気温5度と肌寒い。
「寒くなると酒が動くので気合が入る」と岡田さん。

2. 盛典の復活

盛典として再スタートする前は、元々下請け製造がメインだった。自社ブランドを再興したものの当初はなんと70石からという状況だったという。近隣の住民の応援もあり加古川唯一の酒蔵として力強く立ち続けている。

約5年ほど前から岡田さんの元上司でもある米田さんを迎え入れ、二人三脚での酒造りがスタート。年間約2万リットルを醸造し、瓶洗いから瓶詰めまですべて手作業。倉庫をリノベーションしたワンフロアの蔵で細かな変化まで見逃さない徹底したこだわりはさすが。

せっかくなので醪を見せていただく事に。醪のいい香りが広がる。
「プツプツと炭酸ガスが出ているのは、お酒が生きてる証」と嬉しそうな岡田さん。
酵母菌の働きによってアルコールを生成するのと同時に、この泡のように炭酸ガス(二酸化炭素)も生成される。順調に発酵が進んでいるのであと二、三日で搾りができるとの事。

岡田さんが目指す酒はサラッとしたきれいで飲みやすいタイプ。麹の造り方や酵母の選定など日々試行錯誤を繰り返しながら量よりも品質を一番に考えている。
今の「盛典」では地下50メートルからくみ上げる水と、地元産の山田錦や自社栽培米「五百万石」を使って仕込む地産地消。今後はより蔵に近いところでとれた酒米を使いたいと地域や加古川の人に愛され続ける酒を造り続ける。

3. 地域の想いを込めたお酒

2023年秋に直売所を移転リニューアル。
元はこうじ室(むろ)だった建物をできるだけ床や壁など元の状態を生かして改装している。
中央に配置したショーケースには、かつて「こも樽(たる)」の銘柄や印に使われていたと思われる大型の印鑑や酒造りの手順が分かるミニチュアなども並ぶ。

冷蔵ケースには、稲美町の契約農家が栽培した酒米「五百万石」を加古川の伏流水で仕込んだ「金鵄盛典 特別純米」や、兵庫県立農業高校農業科の生徒たちが栽培した山田錦を使った「金鵄盛典 純米吟醸生原酒」などメイン銘柄がラインアップ。
またこの日の注目は「神吉」のしぼりたて新酒。兵庫県加古川市産の減農薬栽培の酒米「兵庫夢錦」を100%使用しており、地元の酒米、地元の仕込み水、そして地元の蔵人と加古川でしかできないお酒だ。

4. Sake World NFTに3銘柄が登場

金鵄盛典 純米大吟醸 瓶火入れ原酒

金鵄盛典 純米吟醸 生酛造り 生原酒

金鵄盛典 生酛 特別純米 生原酒

岡田本家

岡田本家

創業
1874年
代表銘柄
盛典
住所
兵庫県加古川市野口町良野1021Googlemapで開く
TEL
079-426-7288
HP
http://www.okadahonke.jp/
営業時間
平日10:00~18:00 土・日・祝10:00~17:00
定休日
月曜日 ・5~10月は第2、第4日曜日休み

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