イベントレポート

「伏見の清酒まつり2023
in大手筋商店街」で日本酒と街の底力を体感!

京都伏見、大手筋商店街で「伏見の清酒まつり2023」が11月18日に開催された。 伏見の17蔵の日本酒と地元飲食店のフードが集結。寒空を感じさせない熱気あふれる現場をレポート。

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伏見の魅力を再発見できる日本酒のまつり

日本の主要酒処のひとつである京都伏見。
会場は京阪伏見桃山駅と近鉄桃山御陵前駅からすぐの場所にあり、約400mのアーケードが東西に続く伏見大手筋商店街。イベント時の気温は8℃と初冬を思わせる寒さ。
1部は清酒まつりスタート2時間前の11時30分には受付が開始し、すでに多くの人がイベント開始を待ちわびる。
それもそのはず、3部制の前売券チケットは全て完売、朝8時から発売された当日券150枚は2分で完売する人気ぶりだ。
時間を追うごとに人が増えていき、酒蔵ブース前にはすでに行列ができる。
さぁ13時30分第1部がスタートだ。

伏見の蔵元17蔵が集結

商店街には伏見の酒蔵17蔵と近隣飲食店のブースがズラリ。
各ブースをまわる際に必要な100円券×10枚のお酒券とオリジナルおちょこを手に、17蔵を回遊。各蔵おすすめの銘柄はもちろん、蔵搾りたての新酒が飲めるのは注目。
ブース順にいざ出発。

A 齊藤酒造

▲代表取締役社長 齊藤洸さん
行列をかき分け最初にたどり着いた齊藤酒造。
一吟 純米大吟醸・古都千年 純米大吟醸・秋上り 純米酒・英勲 純米しぼりたて生原酒がラインアップ。
「京都の酒蔵しか使えない酒米“祝(いわい)”を主軸に、100%京都産のお酒の蔵です。他の京都産のお米で作った銘柄もあるのでぜひご試飲ください。」と齋藤さん。
いただいたのは「英勲 純米しぼりたて生原酒」。
この冬一番の仕込みたて生原酒。米の旨味がしっかり感じられ、味わい深い冬季限定酒だ。

B 玉乃光酒造
玉乃光酒造 純米大吟醸 しぼりたて 原酒・有機 純米吟醸 GREEN 雄町・純米大吟醸 こころの京「源氏物語絵巻」・純米大吟醸 短稈渡船がズラリ。
「今年の新米新酒、できたてほやほや。」との呼び声に心躍る。

C 黄桜
大吟醸ヌーヴォ・特撰 純米吟醸 黄桜・純米吟醸 なからぎ・純米スパークリング ピアノ
「純米スパークリング ピアノ」は自然の泡の音色が心地よいフルーティーな香りが特長。

D 京姫酒造
山田錦大吟醸 匠 ・純米大吟醸 匠・大吟醸原酒京姫斗壜取り・京姫 祝 純米大吟醸
「山田錦大吟醸 匠」を試飲。まろやかさとふくよかさを感じさせる、香りとすっきりキリっとした美味しいお酒。

E 増田德兵衞商店

▲増田德兵衞商店 代表取締役会長 十四代目 増田德兵衞さん
月の桂 祝米 純米大吟醸にごり酒・月の桂 柳 純米吟醸酒・月の桂 抱腹絶倒。
会長 増田德兵衞さんと代表 増田醇一さんに注いでもらえる幸せ。
おすすめのお酒 「月の桂 柳 純米吟醸酒」を。
「甘くてすっぱくて若い世代にぴったり」と德兵衞さん。
飲みやすい軽口に華やかな香りが広がりバランス良く調和されている。

我慢できずににごり酒を試飲。増田德兵衞商店を代表する「月の桂 祝米 純米大吟醸にごり酒」
祝米を使用、まさに米のスパークリングだ。

F キンシ正宗
銀閣 荒武者・金鵄正宗 純米酒磨き60・純米大吟醸 雄町・金鵄正宗 純米吟醸・金鵄正宗 純米原酒
「金鵄正宗 純米吟醸」
クリーミーなやさしい香りと、キレの良い甘さが心地よい。

G 月桂冠

▲月桂冠  常務取締役 営業副本部長 大倉泰治さん

月桂冠百年酵母・果月 桃・果月 メロン・特撰・新米新酒  大吟醸生酒

注目銘柄の果月。
「メロン、桃、ブドウ」を使用したフルーティーな銘柄だ。
一切香料を使わず、酵母が生み出す香りのみで造り出されている。
「桃の味がするお酒があるよね?という蔵人さんの声から生まれた。技と研究者の探求心から生まれたお酒です。」と泰治さん。
一口飲むと「ジューシー!」と思わず声が出る。米から出る華やかな香りに酸味がすごい、日本酒だがトマトベースのピザやチーズに抜群に合う。

H 都鶴酒造
都鶴 純米大吟醸 無濾過原酒・都鶴 純米吟醸 ひやおろし
お米も酵母も京都。京都酵母“京の恋”を使用し、リンゴ酸を思わせるような華やな香り。

I 豊澤本店
京纒 純米大吟醸・豊祝 純米大吟醸 祝・豊祝 吟醸・豊祝 生原酒
「京纒 純米大吟醸」は山田錦を35%までみがいた香り高い味わい。

J 松本酒造
桃の滴 特別純米酒・澤屋まつもと souvenir ・NEWKYOTO 洗朱-araishu-
京都の定番、桃の滴と限定酒2本がラインアップ。

K 北川本家

大吟醸 金賞受賞酒・純米大吟醸 ささにごり 生原酒・しぼりたて 無濾過生原酒

▲北川本家 代表取締役社長 北川幸宏さん
「一番のおすすめはささにごり、今年の新酒です。本日は記念すべき第1回目に詰めたお酒。来年の3月まで5回ほど詰めるので、それぞれの味の違いをお楽しみください。」と北川さん。
フレッシュな味覚と芳醇な香りが特長!仕込み時期が異なるものを限定で数回詰めているため、その時々で味や成分の変化も楽しめる。

L 宝酒造
松竹梅「昴」<生貯蔵酒>・特選松竹梅<純米大吟醸>・特選松竹梅<大吟醸>磨き三割九分
「松竹梅 昴 生貯蔵酒」はフルーティーな香り織りなす生貯蔵酒。

M 招德酒造
純米大吟醸原酒 山田錦35 ・純米吟醸 招德 秋の酒〜ひやおろし原酒〜・[新酒]純米吟醸 招德 冬の酒〜しぼりたて〜
注目はやはりしぼりたて!新酒ならではのフレッシュな香りと、心地よいガス感が楽しめる。

N 山本本家


神聖 三割五分磨 特A地区産山田錦 純米大吟醸原酒斗瓶取り・神聖 三割五分磨 特A地区産山田錦 神聖 純米大吟醸原酒・神聖 京都府産 祝 純米大吟醸・神聖 超辛口 特別純米原酒、新酒 無濾過生原酒 たれ口が上品に並ぶ。
この日一番の大行列の山本本家。注目は初めて出品する10枚のチケットのお酒だ。

▲大忙しの中受け答えしてくれたのは専務取締役 山本晃嗣さん
「おすすめはやはり10枚チケットの神聖 三割五分磨 特A地区産山田錦 純米大吟醸原酒斗瓶取り。限定で出しておりますので是非おこしください」と山本さん。
さすが特A地区産山田錦を100%使用しているだけあり、芳香な香り、米の旨みが味わえる。
原酒ならではのコクとキレの良さ、斗瓶取りならではの味の広がりは多くの人を魅了する。
また熱燗があったのも行列ができていたひとつのポイントだ。

また山本本家は、焼き鳥屋の「鳥せい」も経営している。酒粕汁やおつまみなどお酒のアテになるメニューを提供。近隣飲食店の食ブースがお酒と共に味わえるのも清酒まつりの特徴。

O 合同ブース(松山酒造・東山酒造・城陽酒造)
合同ブースは松山酒造 十石 祝 純米吟醸 無濾過生原酒/東山酒造 特別純米酒 坤滴 /城陽酒造 城陽 特別純米酒60(祝)の3蔵。
2023年に新しく復活スタートした松山酒造。杜氏の高垣さんのこだわりのお酒「十石」は美味しいという噂を呼び全国に拡大中。
東山酒造は「山田錦」を100%使用した特別純米酒。
唯一、京都山城エリアから出展の城陽酒造。チケット1枚で呑める極上の特別純米酒は価値あり。シュワ感、ガス感、爽やかな、祝らしい旨味とシャープさが魅力だ。

伏見の日本酒・街の魅力を再発見

ぐるっと商店街を回遊してみて、気付くことがあった。
商店街ならではの“ほどよい距離感”。
身近な日本酒の蔵のある生活、温かみのある人や店との距離。
伏見は人と街が生み出す魅力が溢れている。
2023年は大手筋商店街100周年なのだ。次の100年を見据えて日本酒をきっかけに街と人が盛り上がれば、こんなに嬉しいことはない。

さぁ次は2024年3月2日「伏見 酒フェス」が開催される。
蔵開きと伏見の街が一体となる新たなイベントだ。
“うましお酒 たのし催し 伏見をめぐるいちにち”。
今から待ち遠しい。

「伏見 酒フェス」2024年3月2日(土)開催決定!“うましお酒 たのし催し 伏見をめぐるいちにち”に。

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