日本酒とお店

念願の酒販店をオープン!
角打ちできる酒販店
[余白Store]で、推し蔵を見つけに!

あの某グルメな俳優さんも行きつけという京都烏丸御池の名居酒屋[両川]と[澄吉]が、姉妹店となる酒販店を2023年11月1日にオープン。同じ押小路通りの並びで角打ちも楽しめるとあって、早くも大注目に!

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念願の酒販店は酒蔵のアンテナショップ

京都烏丸御池、押小路室町の角に酒販店[余白Store]が開店した。
すぐ隣に位置する居酒屋「両川」の店主大野さんによる念願の酒販店だ。
「酒販店をするのが長年の夢だった」と語る大野さん(右)。
割烹や居酒屋で修行を重ね、2004年に両川をオープン。
素材の旨みに継ぎ足しされる醤油だれ、“当たり前のものが当たり前に美味しい”が長年愛される秘訣だ。
料理に合わせる日本酒は数年寝かせ、最高の状態で提供するこだわり。
「日本酒を一口飲んだら、どの時期にピークが来るかが分かる!」と大野さん。
商品に合わせて異なる温度帯で保管するなど約500本もの日本酒を保持している。
中には数十年以上熟成させている銘柄もあるとか。日本酒を語り出したら止まらない。

[余白store]は5人程度が立てるカウンターを設け、有料試飲や角打ちで気に入ったお酒を購入できるスタイルだ。酒販経験豊富な加藤さんが切り盛りしている。

この記事の紹介者はこちら

店主大野さん(左)と店長の加藤久美子さん(右)
プロフィール
加藤さんはあまたの酒蔵を訪問し、酒造りの経験もある根っからの日本酒LOVER。「それぞれの蔵のアンテナショップと思っています」とのことで、まだ知名度はないけれどこれから来ると推す12前後の酒蔵をセレクトしている。

置くのは足を運んで訪ねた蔵のお酒だけ

選んだ日本酒は、すべて店長の加藤さんが蔵を訪ねたことのあるものばかり。「それぞれに水や土、風土が違う。一度でも伺って風景が浮かんだほうが説明しやすいでしょう」。
買いやすくリーズナブルなものが中心で、味わいのバリエーションも様々だが、「私が『うまっ!』と思ったお酒しか置いてません」と加藤さん。
有料試飲は200円、角打ち価格は60ml500円、120ml900円(一部変更あり)

「本当に全ておすすめです」という加藤さんに悩みながらもおすすめの3銘柄をセレクトしてもらった。


万齢 希(のぞみ) 純米吟醸 720ml 1,800円
小松酒造(佐賀県)、アルコール度数15度、精米歩合50%

山田錦と美山錦を使用し、大吟醸と同じ50%まで米を磨いた贅沢な造り。すっきりとしたやさしい甘みとフルーティーな吟醸香が楽しめる。

加藤さん「日本酒以外にも焼酎やみりん、リキュールなどを作っている酒蔵。すべてお米がベースというこだわりがあります。『希』はほんのりと吟醸香のあるきれいなお酒。さらっとして飲みやすいです」

原田 特別純米酒 720ml 2,300円
株式会社はつもみぢ(山口県)、アルコール度数16度、精米歩合60%

農薬や化学肥料を使用しない自然栽培の雄町を100%使用。雄町は最古の酒造好適米といわれ、しっかりとした旨味が特徴。

加藤さん「四季醸造で、いつでもフレッシュなお酒が楽しめる酒蔵。コロナ禍の3年ほど前に蔵を改装したり色々チャレンジをされて、ぐっと変わりました。この『原田』はきれいな味わいで豊かな米の旨味が楽しめる一本です」

純米吟醸 池雲 五百万石 720ml 1,900円
池田酒蔵(京都府舞鶴市)、アルコール度数15度、精米歩合55%

ラベルもモダンに一新した『池雲』の新商品。味わいはフレッシュで、ほどよい酸味が全体を引き締める。

加藤さん「以前はクラシックなお酒が多い印象の蔵でしたが、ここ4、5年でブラッシュアップ。地元の米にこだわり、数年後にはすべて舞鶴産のお米に変えられるとのことです。この『池雲』は酒米・五百万石の特徴を生かした、すっきりとやさしい辛口」

アテは姉妹店の居酒屋からデリバリー

ここの角打ちの魅力の一つは、[両川]と[澄吉]がこの店専用に作った一品(デリ)が楽しめること。500円または480円均一を基本に価格は手頃でありながら、[澄吉]の天然鮮魚の料理など、その店らしさを気軽に味わえる。デリはテイクアウトも可。

松阪牛のスジと厚揚げの煮込み 500円
贅沢に使用した松阪牛のスジは、芯まで出汁が染みてやわらか。[両川]らしく、出汁を楽しんでもらう煮込み料理。

お造り盛り合わせ(14:00〜) 700円
注文が通れば、すぐに[澄吉]から切り立てをデリバリー。この日は天然のマグロ、タイ、ハマチなど旬の鮮魚を盛り合わせ。

造り手の向こうのストーリーを伝えたい

来年2月には「宗玄の会」を開催予定。宗玄の無濾過生原酒をテーマに、キレキレ状態の新酒とまろやかになった一年熟成酒との飲み比べを楽しむ会で、参加者を募集している。
「日本酒を大切にする店がしたかった」と大野さん。造り手の向こう側にあるストーリーを伝えたい、それは芸術家が作品を生むと同じく、努力や時間が集約されたものだからと。
その想いは、店主の加藤さんが確かに受け取ってくれているはずだ。

[余白store]に来ればきらりと光る酒蔵がきっと見つかるはず。
さぁ推し蔵を見つけに扉を開けよう。

HP https://www.instagram.com/yohakustore/

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余白 Store

余白 Store

住所
京都府京都市中京区押小路室町西入ル蛸薬師町293Googlemapで開く
TEL
075-741-7920
HP
https://www.instagram.com/yohakustore/
営業時間
10:00〜20:00
定休日
無休(1月2・3日休)※その他はInstagramやFacebookにて通知

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