浅茅生 純米大吟醸 あんのん
平井商店 | 滋賀県
平井商店
東海道の宿場町として知られた大津は、「大津酒」といわれたほど酒造りが盛んなところでした。丸屋町商店街のアーケードの中、その頃のにぎわいを彷彿とさせる風格のある構えが「平井商店」。奥の酒蔵では家族中心での酒造りを行なっています。創業は江戸時代初期、代表銘柄「浅茅生」の名称は後水尾天皇の皇子から賜った和歌が由来とのこと。
現在、杜氏を務めるのは17代目当主の娘の平井弘子さん。夫の将太郎さんとともに若夫婦が力を合わせて、蔵の歴史をつなぎます。
地元の味を大切にしたいと用いるのは滋賀県産の酒米が中心。
純米大吟醸から日々の晩酌にうってつけの食中酒まで幅広く、なかでも夏にも仕込む、年中小仕込みの「湖雪(フーシェ)」は人気の一品です。
通常は冬の寒さの中で行われる酒造りを、「夏にフレッシュな新酒が飲めれば」とあえてチャレンジ。低アルコールで炭酸を含んだ活性にごりは、爽やかな味わいが夏の暑さを吹き飛ばしてくれそうです。