雨降 水酛生原酒 無濾過
吉川醸造 | 神奈川県
吉川醸造
霊峰大山からもたらされる伏流水を用いて醸す新銘柄「雨降」。伝統技法を大切にしながら、低精米の酒造りなど新たな製法にも挑戦する。
麓が晴れた日にも山頂は霧や霞に覆われ、雨降(あふり)山とも呼ばれる丹沢大山。[吉川醸造]は、幻想的な山緑に抱かれる伊勢原市神戸の地に蔵を構え、百余年の歴史を刻む。
日本酒を造るには米の質量の約50倍もの水が必要とされことから「水は授かりもの」と言われるが、雨降の地は豊かな水源に恵まれる。[吉川醸造]で使用するのは、霊峰大山からもたらされる伏流水。ほとんどの日本酒が軟水から造られるのに対し、井戸から湧き出るのは国内では珍しい硬度150の硬水だ。ミネラルたっぷりの硬水が、すっきりと端正な酒質を生み出し、飲み手に凛とした印象を与える。
生酛・水酛造りなど手間ひまを惜しまない伝統技法を大切にしながら、低精米で雑味のない美酒を目指すなど新たな製法にも挑戦。2021年には、「これまで日本酒を飲んだことのなかった若者や、海外の人々にも愛されるお酒」をコンセプトとする新銘柄「雨降」を発売。心落ち着く雨の日の夜や、心を晴らしたいときなど、静かに降り注ぐ雨のように寄り添う「雨降」をセレクトしてみたい。