にこみや 岳
京都・大宮に移転した[にこみや 岳]で、日本酒片手にもつ煮込みとおでんを
2023年10月に京都・油小路錦上ルに移転オープン! あたたかな町家の雰囲気とあの「もつ煮込み」の味も健在。
以前と変わらぬ味と町家の雰囲気にほっこり
11年間、京都の錦小路新町で愛されてきた[にこみや 岳]が阪急「烏丸駅」、「大宮駅」よりそれぞれ徒歩10分の場所に移転オープン!
あたたかな町家の雰囲気とあの「もつ煮込み」の味も健在。4名掛けのテーブル席が2つと10名のカウンター席があり、一人でも数名でも、どんな人にもしっくり来る居心地の良さだ。
日本酒はもちろんのこと焼酎や酎ハイなども充実!
身体に染みわたる煮込み料理とおばんざい
お店の看板メニューである「もつ煮込み」や「おでん」をはじめ、「おばんざい」や揚げ物など、どれも安定のラインナップ!
あまりの猛暑だと、「おでん」はお休みになるが、「もつ煮込み」は年間通して味わえる。本日のおすすめメニューもあり、ぜひ“行きつけの店”にしたい。
もつ煮込み(大サイズ) 850円
継ぎ足し続ける味噌ベースの出汁は、コク深いがサラリとした口当たり。5種類のモツはどれも新鮮で、じっくり煮込まれ柔らかく
おでん盛り合わせ 800円
カツオ出汁にもつ煮込みの味噌出汁を合わせる。盛り合わせの4種類は店主のお任せで。今回は、ちくわ、大根、厚揚げ、とりつくね
おばんざい各種。この日は菜っぱとおあげ煮 450円、切り干し大根 400円、糸コン明太 450円
京都生まれ京都育ちの店主・黒川さんが作るおばんざいは、料理上手だったというお袋の味。おまかせ三種盛り1000円は、ちょっとずつランダムで提供される
スノボ好きならでは!新潟の限定酒も
スノーボードが好きで店の名前を「岳」にしたという店主の黒川さん。月に一度は長野や新潟へ、週に一度は福井へと足を運ぶ。そのため、県外では手に入らないレアな限定酒に出会えることも。
今回紹介してもらった3銘柄はこちら。
いろんな人の好みに合うように、産地や味わいをバランス良く取り揃える。
髙千代 純米大吟醸 限定品 無調整 生原酒 1合950円
髙千夜酒造(新潟県) 、アルコール度数16度以上17度未満、精米歩合48%
酒米は南魚沼産の「一本〆」100%。限定出荷のブラックラベルは贅沢な味わい。フルーティーな香りとジューシーな口当たりは、渋い見た目と良い意味でギャップあり!
黒川さん「一夏越して味ののったひやおろし。焼き魚などに合う、しっかりとした味わいのお酒です」
蒼空(そうくう) 特別純米 生原酒 短稈渡船 1合1200円
藤岡酒造(京都府)、 アルコール度数17度 、精米歩合60%
貴重な「短稈渡船」を酒米に使用し、お米の旨みを存分に引き出す。一口含めば広がる上品でふくよかな味わいとシャープな後口。非常にバランスが良い王道の美味しさ。
黒川さん「名前のようにスッキリ爽やか。おばんざいなど、あっさりとした料理に合いますよ。短稈渡船は京都限定酒とあって、日本酒好きの方も反応する人気の一本です」
玉川 人喰い岩 生酒 1合950円
木下酒造(京都府) 、アルコール度数16度、 精米歩合60%
黒川さん「イギリスの方が杜氏とあって、型にとらわれない面白い酒が多い印象の酒蔵。玉川はずっしりとしたものが多いですが、こちらはバランスが良くスッキリしています」
店主のあたたかな人柄がつくる居心地
近所の方がお裾分けを持ってきたり、友人がお土産を持ってきたり。少しお邪魔していた間にも感じる黒川さんのあたたかな人柄。「ずっとこの辺りで過ごしてきましたから」と、長年築いてきた繋がりが居心地の良いお店作り出しているようだった。
最後にリニューアル後の展望を尋ねると、「これからも変わらずに続けていきたい」という答え。この先もずっと変わらずに居てくれる、そんなお店が愛おしい。
Instagram /@nikomiya_gaku
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