純米吟醸 寿々兜
望月酒造株式会社 | 滋賀県
望月酒造
酒造好適米ではなく飯米である「日本晴」を用い、あまり磨かずに使う日本酒は米の風味を味わえる。代表銘柄の寿々兜(すずかぶと)は、まさにその「米の味がする酒」。食事とともに楽しむと、お互いを引き立て合い、味わいを深めてくれる。
滋賀県の南東部に位置する甲賀市。その山間の集落である毛枚(もびら)地区で、望月酒造は、江戸時代 寛政年間(1789〜1801年)から酒造りを続けてきた。
望月酒造の酒造りに欠かせない水は鈴鹿山系の清冽な地下水。そしてなによりこだわっているのが、かつて琵琶湖の湖底だったことに由来する粘土質の土地「ずりんこ」で育まれる滋賀県産米だという。酒造好適米ではなく飯米である「日本晴」を用い、しかも、あまり磨かずに使うのが特徴だ。
米を磨いてキレを出す酒が多い中、[望月酒造]では磨いても60%程度、ほとんど磨かない80%の酒もあるという。これは、できるだけ米の風味を味わえる酒を創りたいという思いからだ。
代表銘柄の寿々兜(すずかぶと)は、まさにその「米の味がする酒」。食事とともに楽しむと、お互いを引き立て合い、味わいを深めてくれる。
若き蔵元は十一代目。伝統の味を大切にしながら新境地にも挑む。これからが楽しみだ。