極辛口飛騨の華
平田酒造場 | 岐阜県
平田酒造場
江戸時代に飛騨高山で鬢付け油とろうそくを商う店に始まり、明治期に酒造に転業。良い日本酒は天から恵まれた気候風土と蔵人の和によってもたらされるとして、「酒は醸し育てるもの」をモットーに掲げる。
伊勢と飛騨にルーツを持ち、それぞれの地元の米「イセヒカリ」と「ひだほまれ」を用いて、雑味の無い清流宮川の地下水で仕込む。イセヒカリとは平成元年も伊勢地方に大きな被害を出した台風の中、たった2株残った稲が元になった“奇跡の米”。その米から2021年に生まれた純米大吟醸「昇龍乃舞」は、メロンのような華やかな香りとすっきりした酸味のドライな味わい。双龍を描いたラベルは着物の家紋入れ職人・紋章上繪師の手によるもので、ハレの日にふさわしい贅沢な一本だ。ひだほまれを100%使用した「飛鷺」は、特別純米の酵母違いで白と紅、純米大吟醸の黒があり、飲み比べして楽しめる。