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1. 産地直送の鮮魚と地酒が味わえる居酒屋
京都の代表的なビジネス街、烏丸御池で10年以上にわたり親しまれている「海鮮処わたなべや」。先々代の魚屋の思いを継ぎオープンして以来、三重や宮崎、長崎から直送の鮮魚を用いた魚料理が自慢だ。料理を引き立てる日本酒も豊富。全国各地の地酒や、店おすすめのお酒が楽しめる。
12席座れる一枚板の長テーブルや半個室のボックス、40名まで宴会可能な2階のお座敷など幅広く利用できるのも嬉しい。
2. お酒に合うハイレベルの居酒屋メニュー
鳥羽や壱岐島、津本(宮崎)から届く新鮮な魚介類を中心にお造りをはじめ、焼き魚、煮つけ、にぎり寿司などさまざまな魚料理が存分に味わえる。ほかにも最高級の合鴨を用いた逸品や釜めし、おつまみ系なども充実。お酒に合う高いレベルの料理が供される。
来店客がほぼ注文するという看板メニュー。鮮度だけでなく、旨み成分にもこだわる。究極の血抜きをした津本式の熟成魚のお造りは、口中でとろけるような味わいが好評。
餌や長期飼育など手間と時間をかけて育てられた大阪のブランド合鴨肉「河内鴨」を使用。鴨独特の臭みやクセがなく肉質もやわらか。柚子胡椒やまろやかな塩で。
脂がのった長崎産ののどぐろと自家製のからすみが入った釜飯。お米の一粒一粒に、のどぐろの旨みがしっかりとしみ込み風味豊かな釜飯。
3. 全国各地の地酒から画期的な日本酒まで
京都をはじめ、各地域の地酒10種類以上が用意されている。「有名な銘柄もありますが、蔵元同士が協力し合って造られたお酒や、異なる蔵同士のブレンドで生まれた日本酒も置いています。将来を見据えた新しいお酒に惹かれますね」と話す店長の福永さん。料理と一緒に楽しめる豊富なラインナップを揃えている。
京都の3蔵元(増田德兵衞商店、北川本家、松井酒造)の日本酒をブレンドする技法“アッサンブラージュ”を用いたお酒。透明感のある甘みに、隠し味の熟成古酒が味わいを引き締め、さっぱりした飲み口に。
「ふくよかな香りで米の豊かな旨み成分が感じられ、とても飲みやすいです。新たな日本酒ファンを開拓できるお酒だと思います」と期待を込める福永さん。食中はもちろんのこと、食前酒にもおすすめだそう。
まろやかな辛口タイプながら、のどごし爽やかで程よい酸味が特徴。純米原酒ならではの米の旨みとやさしい風味、できたてのフレッシュ感、濃厚な味が楽しめる。
「丹後の伊根町にある創業260年の造り酒屋で、女性の杜氏さんが造られています。”旨み”と”苦み”を活かしたお酒で、魚ともよく合います」と言う福永さん。からすみやへしこなどクセのある料理と相性抜群だとか。
山形県の4蔵元が結成し造られたお酒。酒名の「山川光男」は各銘柄の一文字ずつを取り名付けられたそう。今回のテーマは近未来を見据えて、環境のためにCO2を酒に閉じ込めた。ほのかに微炭酸が感じられる。
4つの蔵元と銘柄:「水戸部酒造(山形正宗)」「楯の川酒造(楯野川)」「小嶋総本店(東光)」「男山酒造(男山)」
興味を持たれたワケをお聞きすると、「蔵元がもつ技を互いに協力し合って造られるところがおもしろいと思って」と。あっさり飲みやすくフルーティー、日本酒にあまり馴染がなくても楽しめるとのこと。
4. 新たなチャレンジをする蔵元を応援
「日本酒離れ、魚離れ」と言われて久しいが、そんな風潮をずっと気になっているという福永さん。「少しでもストップをかけるために、新しいことにチャレンジする蔵元の応援や、色んな美味しい魚料理を提供していきたい」と語る。
これからも、私たちの胃袋と心を満たしてくれる、ありがたい居酒屋でいてくれるだろう。
海鮮処 わたなべや
住所 京都府京都市中京区押小路通東洞院東入ル左京町124
TEL 075-203-0651
HP https://kbed500.gorp.jp/
営業時間 11:30~24:00(L.O/23:30)
定休日 不定休