清鶴 五鶴 特別純米
清鶴酒造 | 大阪府
清鶴酒造
江戸時代には「天下の下り酒」といわれ、酒造りが盛んだった富田。
最盛期は24軒あった造り酒屋も現在は2軒が残るのみで、そのうちの安政三年創醸の清鶴酒造は「富田酒(とんたさけ)」の伝統を受け継ぐ歴史ある酒蔵だ。また黒壁の母屋と三つの蔵が並んだ風景は、2019年には高槻市の景観賞建造物部門を受賞し、街の顔となっている。六代目の石井清祐蔵元がこだわるのは、昔ながらの手造り。もろみも時間のかかる酒袋による槽搾りを全量するため生産量は限られるが、すみずみまで気を張った丁寧な仕事から生まれる酒の味わいは格別。「口に含んで喉ごしよく、さらに香り高く、後味にふくよかな余韻が残る」を理念に、酒造りに取り組んでいる。