日本酒とお店

日本酒デビューにおすすめ!「居酒屋たのしみ」店主に生原酒の世界を聞く!

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“日本酒を飲みたいけど、どこで飲めばいいか分からない”そんな日本酒ビギナーにおすすめが京都の街中ど真ん中に位置する「居酒屋たのしみ」
今回提案する「生原酒」は、製造工程で火入れも加水もしていないお酒で日本酒本来の濃厚な味わいが楽しめる。
その為、日本酒初心者にはおすすめだ。
日本酒愛溢れる情熱的な店主が奥深い日本酒の世界へ案内してくれる。

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「居酒屋たのしみ」店主・丸山 聡さん
プロフィール
「馳走いなせや」を含む10軒ほどの日本酒の人気店で経験を積み2019年「居酒屋たのしみ」をオープン。酒造りや農作業の現場に足を運び、生産者の思いを届けてくれる

親しい杜氏に頼み込み、蔵での酒造りに参加して15年。日本酒への熱量は並大抵ではない。「見ているのと、やってみるのでは大違い。実際に誰がどのように造っているかを体感して、お客さんにおすすめしたいんです」。この思いは料理でも同じ。メニューには自身で育てた野菜や、農作業を手伝う農家の野菜を使用している。午前中に蔵や畑で作業をこなし、午後にお店へ立つこともしばしば。丸山さんの生産者への熱い思いは、とどまることを知らない。

1.生原酒の世界へようこそ

蔵との距離が近い丸山さんだからこそ、ここでしか出会えない貴重な日本酒が味わえる。多く日本酒の中でも生原酒を主に取り扱っており、入り口すぐには大きな冷蔵室が。年間を通して2,3℃を保ち、常時200本ほどの生原酒を保管している。管理が難しいからこそ、プロに頼りたい生原酒。さまざまな年に造られたものを熟成保存しているため、どれが好みか、いつが美味しい時期かを飲み比べることができるのも[居酒屋たのしみ]だからこその楽しみだ。

「生原酒は酒本来の味が分かりやすい。だからこそ逃げも隠れもできない、誤魔化しが効かない酒だ」と、丸山さんは言う。そのため料理と合わせた時の良さも明確だ。日本酒の注文は、ぜひお任せのスタイルで。料理に合わせ、綺麗なものから徐々にしっかりとした味わいのもを選んでくれる。メニューを見て頼む人がいないというほど、丸山さんへの信頼は厚い。今回は、食事を食べ進めるようなイメージで生原酒&生酒5本の解説を聞いた。

2.おすすめ生原酒&生酒5選

※価格は、100mlあたり550円または660円。

浪乃音 吟醸「風」無濾過生原酒(波乃音酒造/滋賀県)
「琵琶湖近くの酒蔵で造られています。喉越しと香りの良さを最大限に活かすため、冷やして一層爽やかに。夏にぴったりの一本です。心地の良い飲み口で、スルスルといただけます。乾杯時など序盤にいかがでしょうか」。

純米吟醸 富翁 無濾過生原酒(北川本家/京都府)
「全国新酒鑑評会で何度も金賞に輝いた銘柄。田島杜氏はその功績が評価され、京都府の現代の名工に選ばれています。『五百万石』を100%使用した無濾過生原酒は、すっきりとシンプルな味わいで食事の前半におすすめ」。

うすにごり 生酒 純米 一博(中澤酒造/滋賀県)
「山田錦と玉栄を掛け合わせた『吟吹雪』を酒米に使用しています。しっかりと酸があり、食中酒として万能。どんな料理にも合わせやすい一本です。濁りに酵母菌がいるので、時間が経つにつれ味わいが豊かになります」。

純米 よび酒 生酒 大治郎 無濾過生原酒 (畑酒造/滋賀県)
「『一博』と同じ東近江の酒蔵で、同じ米農家から『吟吹雪』を仕入れています。少し離れただけでも水質が違うため、同じ酒米でも味が全く異なります。ボディがしっかりしていて、中盤以降の揚げ物などに合いますよ」。

山廃純米吟醸  不老泉 無濾過生原酒(上原酒造/滋賀県)
「総石高の7割が山廃。ほとんどの銘柄を半年以上寝かせてから出荷する、かなり珍しい酒蔵です。山廃らしいしっかりとした味わいで、熟成してから本領を発揮するタイプのお酒です。旨みが際立つお燗でどうぞ」。

3.日本酒に合わせたい、おすすめの料理

生産者が見える料理
「鹿ヒレ肉たたき」(970円)は、知人の猟師から稚内の蝦夷鹿を直送。新鮮でクセのない赤身肉は、表面をサッと炙り刺身醤油で。


「いろいろ野菜サラダ」(750円)や「うなぎと旬野菜の揚げ浸し」(800円)など、自家製野菜をふんだんに使った料理が人気。季節によって内容が変わるので、旬の味を楽しんで。

4.日本酒初心者大歓迎

「日本酒の良さを伝えたい」という言葉通り、尽きることのない話題は日本酒初心者には心強い。また造り手の思いを体現してくれるのも嬉しいポイント。
「日本酒には、旨みを感じるアミノ酸がたくさん。甘い・辛いだけでなく、自分が美味しいと思える味を探しながら、お出汁を飲むような感覚で楽しんでもらいたい」と、丸山さん。日本酒初心者にこそ、良さを知ってほしいと話す。
店でクラシックや三味線のライブイベントを行っているのもそのため。「互いの魅力に気が付く良いきっかけになれば」と、勢力的に店を盛り上げている。丸山さんの日本酒愛が多くの人の縁を繋いでいく。店の今後が楽しみだ。

居酒屋たのしみ

居酒屋たのしみ

住所
京都市中京区掘之上町127 Y-2ビル2FGooglemapで開く
TEL
075-746-3309
HP
https://izakaya-tanoshimi.com/
営業時間
16:00〜23:00
定休日
日曜日

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