イベントレポート

「秋田の酒を楽しむ会in東京」で美酒王国の日本酒を堪能!なまはげの登場で会場もヒートアップ

“スター銘柄”も豊富な秋田のお酒。秋田県内各28社の蔵元が参加し、各蔵の逸品酒を余すことなく試飲可能なイベントをレポート

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皆さんはどんな日本酒がお好きですか?
好みは人それぞれだけど、よく話題にあがってくるのが秋田のお酒。“美酒王国秋田”の異名を持つ秋田県は、正に美味しいお酒の宝庫。
そんな数々の美酒を堪能できるイベント「秋田の酒を楽しむ会in東京」が恵比寿ガーデンプレイス・センター広場で2024年4月6日、7日に5年ぶりに開催。
秋田酒ファンが集う熱い現場を徹底レポート!

1.秋田のお酒って!?

秋田の日本酒の特徴は、他県に比べて甘みが強いお酒が多い。秋田は古くから鉱山で栄えた土地で働く鉱夫たちがエネルギー補給のために甘いものを欲したため、今も日本酒の味として残っているという説もある。現在は甘辛両方の日本酒があり、バラエティに富んでいるものの、甘口のお酒のバリエーションは豊か。また雪の茅舎など“スター銘柄”も豊富で、特別な日にぴったりの1本が見つかるのも秋田の銘酒ならではとも言える。

秋田の魅力を再発見

「秋田の日本酒の魅力を再発見するとともに、秋田県全体の魅力発信につなげる」という目的で、県内28社の蔵元が参加し、各蔵の逸品酒を余すことなく試飲可能という、秋田の酒ファン垂涎のイベントだ。

2.気になるお酒を実飲!

■天寿酒造

純米大吟醸「鳥海山」
天寿酒米研究会が丹精込めて育て上げた酒造好適米を使用して、杜氏と蔵人が米と対話や伝統の技を持ち合わせて醸し上げた逸品。華やかな香りと優しい口当たりが魅力。エレガントな香りと味わいが魅力なので、ワイングラスで頂くのもおすすめ。フェミナリーズ世界ワインコンクール2023 金賞など数々の賞を受賞している。

■出羽鶴酒造

やまとしずく 純米吟醸
「山」マークに「ト」「雫」マークのインパクトのあるラベルが特徴。「秋田酒こまち」を55%まで磨いたお酒。ミネラル豊富な特別な仕込水と秋田オリジナルの秋田酵母NO.12の組み合わせで、きれいなスッキリとした飲み口。 酸味が程よく、甘みが控えで、クリアでキリッとしている。

刈穂酒造

刈穂 純米吟醸 六舟
酒名「六舟」の所以である蔵伝統の六つの酒槽で搾った、きめ細やかで豊かな味わいの辛口純米吟醸。フレッシュな状態を保つため、全量を瓶火入れ・瓶貯蔵で、徹底的に丁寧に管理している。しっかりした旨味の中にキリっと鮮やかな辛さが引き立つシャープな印象を与える。ドライで旨味があるので、食中酒としても最適。
「きりっとしたドライの飲み口なので、お花見の時期はもちろん、これからの季節にもお勧めです」刈穂酒造さん。

■弥酒造店

雪の茅舎 大吟醸
爽やかな果実を想わせるフレッシュな香りと軽快な喉ごしで、絶妙のバランス。アミノ酸が低く、非常に綺麗なお酒。
安定感があるお酒が多い「雪の茅舎」の中でも、極めて完成度が高い逸品。秋田県内屈指の受賞歴を誇る由利正宗の代表的な定番の大吟醸。

■小玉醸造

大平山 純米酒 艸月(そうげつ )
ふわっと穏やかな米の香りに加え、しっかりした米の旨みと甘さが光る。更に軽快でバランスの良い酸味も加わっていて、1本で色々と楽しめる印象。

■浅舞酒造

天の戸 純米大吟醸 35
鑑評会に挑戦する出品酒仕様で、秋田酒こまちの最高峰とも言われる1本。
華やかな吟醸香とふくらみのある、たおやかな米の味わいが特徴。香りがとても華やかな印象が強いが、口に含むと、ふくよかさがじんわりと広がる至福の1本。

■両関酒造

花邑 雄町 純米吟醸
「雄町」を使用した純米吟醸。フルーティさを感じられる品のある甘やかな香り。味わいは桃のような甘味と旨味があり、濃醇甘口な味わい。甘口でありながらキレが良いので、食中酒としても最適だが、香りが上品で味わいも綺麗にまとまっているので、まずはお酒だけでじっくり味わっていただきたい1本。

■秋田酒造

酔楽天 純米大吟醸 百田晴
秋田の新しい酒米「百田」を使用した純米大吟醸。
酔楽天の技術で醸すことで、華やかな香りと米由来のやわらかい甘さのバランスを実現。米の旨味が優しい感じで主張しすぎないので、食事とのバランスも良く、和食だけでなく、味の濃い目な中華メニューとの相性も良い。
「安定的に良い酒質にするまでは苦労もありましたが、良いお酒ができるとむくわれます」と秋田酒造さん

■福禄寿酒造

一白水成 純米大吟醸 秋田酒こまち
一白水成シリーズ中、最高精米35%まで磨いた究極の美酒。事実上これが一白水成最上位となりえるそうで、ほぼ出品クラス仕様なのだとか。 秋田酒こまちのを使った純米大吟醸は一般的に甘みが強めの芳醇タイプが多いが、「一白水成」は敢えて華やかさを抑え上品な米の旨味とスッキリしたキレ味に仕上げている。

飛良泉本舗

飛良泉 山廃本仕込
飛良泉ならではの力強い骨格を感じさせる辛口の酒。山廃造りに適している鳥海山の伏流水を使って醸した山廃仕込みの辛口本醸造。爽やかな乳酸系の香りと山廃特有の酸味が感じられ、しっかりした味だがキレがあるので変に重たくひきずらない。辛口や山廃好きにはマストの1本。
「飲んでもらうと、酸味(の旨味)を感じて頂けると思います。強い味わいですが、決して重すぎず、辛口の爽快感があります」と飛良泉本舗さん。

3.なまはげやグッズ販売も楽しい

秋田の伝統的な年中行事に欠かせない”なまはげ”も登場。藁の衣装をまとったなまはげが「泣く子はいねがー!!」と会場を歩くと、参加者たちに囲まれて中々前に進めない程の人気ぶり。いたるところで、お猪口片手に参加者たちとの写真撮影に応じていた。

限定酒のお酒販売の他、秋田県アンテナショップあきた美彩館が出店しお酒のおつまみ、美酒王国秋田オリジナルグッズ(Tシャツ、ポロシャツ、エコバック等)の販売に加え、各酒蔵オリジナルキーホルダーのガチャゲームも出店し、会場は大賑わい。

お猪口片手に歩きながらお目当てのブースを廻る参加者たちの熱気を感じつつ、様々な蔵のブースをめぐるのはこの上なく楽しい時間だ。屋外なので開放感もあり天候もぽかぽか陽気で、正に春爛漫なイベントだった。

<参加蔵元>

新政(新政酒造株式会社)/ゆきの美人(秋田醸造株式会社)
高清水(秋田酒類製造株式会社)/秋田晴 (秋田酒造株式会社)
銀鱗(株式会社那波商店)/一白水成(福禄寿酒造株式会社)
太平山(小玉醸造株式会社)/北鹿(株式会社北鹿)
千歳盛(千歳盛酒造株式会社)/喜久水(喜久水酒造合資会社)
山本(株式会社山本酒造店)/雪の茅舎(株式会社齋彌酒造店)
天寿(天寿酒造株式会社)/飛良泉(株式会社飛良泉本舗)
出羽の冨士(株式会社佐藤酒造店)/春霞(合名会社栗林酒造店)
出羽鶴(出羽鶴酒造株式会社)/刈穂(刈穂酒造株式会社)
千代緑(有限会社奥田酒造店)/秀よし(合名会社鈴木酒造店)
阿櫻(阿櫻酒造株式会社)/天の戸(浅舞酒造株式会社)
大納川(株式会社大納川)/まんさくの花(日の丸醸造株式会社)
両関(両関酒造株式会社)/爛漫(秋田銘醸株式会社)
福小町(株式会社木村酒造)/一滴千両(秋田県醗酵工業株式会社)

主催:秋田県酒造協同組合
オフィシャルサイト https://www.osake.or.jp/info/240205.html

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ライター 秦野理恵
海外に日本酒をもっと広めたい”野望を持つ、日本酒をこよなく愛する🍶PRお姉さん
Singapore 在住歴9年のバイリンガルアナウンサーで日本酒の海外向けPRも行っている。
酒エンタメ情報や海外事情などをはじめ、お酒の面白さを幅広くお届けしている。
特技:少林寺拳法、英会話、ドイツ語(少々)
好きなタイプ:生酛系、古酒

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