岩手県一関市「世嬉の一酒造」40年ぶりの復活蔵物語。
岩手県一関市の世嬉の一酒造が40年ぶりに酒蔵復活!
さまざまな災害を乗り越え地酒の販売をスタートする。
2023年10月2日には最初の純米酒&スパークリング酒を出荷開始。
親子二代にわたる悲願達成を目指す、復活蔵物語に迫る。
1.「世嬉の一酒造」40年ぶりの復活蔵物語
「世嬉の一酒造」は大正7年(1918年)に創業。
社名の由来は「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指しなさい」という意味からきており、皇族の閑院宮家より名前を賜る。
蔵は登録指定文化財にもなっており、一関の文化や自然を感じることができる。
清酒醸造の他ビール醸造、レストラン、販売店など幅広く展開している。
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- 四代目蔵元・佐藤航さん
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プロフィール企業コンサルを経て2000年に家業に戻り2012年4代目蔵元就任。東日本大震災や新型コロナウィルスなどの災害を乗り越え2023年清酒醸造を再開し40年ぶりの酒蔵復活に勤しむ。
2.復活への軌跡
▲東日本大震災で崩れた蔵を見つめる三代目。
事業不振により清酒の製造を休止し40年。三代目は蔵を残すため、清酒の製造をあきらめ蔵をリノベーションさせ、蔵を活かすことにより企業を存続させてきた。
四代目佐藤さんが継承してからもビール醸造やレストラン、博物館、直売所経営などを展開し順調に推移した矢先、東日本大震災で再度清酒製造の延期。
▲耐震工事が終わった酒工場予定地
近年は新型コロナウイルスの影響もあり厳しい状況が続く中、クラウドファンドにより2023年11月には親子二代にわたって念願だった酒製造の工場が完成予定。
40年ぶりの地酒復活として2023年10月2日より「純米酒 横屋」および、「スパークリング純米酒 横屋」の提供をスタート。旧一関の唯一の酒蔵による地酒が味わえるように。
3.「世嬉の一酒造」の清酒
40年ぶりの酒蔵復活として2ブランドの清酒を醸造予定。
1つは、世嬉の一ブランドのお酒。現状の世嬉の一をリブランドし、より高品質のお酒の醸造を目指す。
2つ目は、「横屋」の屋号からとったお酒。
地域内で主に飲んでほしいという想いから、取引する酒販店は岩手県内限定とし大吟醸並みの醸造を行いしっかりとした品質のお酒がリーズナブルに味わえる。
■純米酒 横屋(純米酒)
岩手県のお米、糀、酵母を使用した純米酒。地元の飲食店でこのまれるお酒になるよう飲みやすい食中酒として造られている。
発売日 :2023年10月2日
価格 :720ml 1210円(税込)
初回ロット:1200本
原材料 :米(岩手県産)、米麹(岩手県産)
アルコール度数:15.5
■スパークリング清酒 横屋(純米)
タンク内二次発酵により自然の泡のお酒を醸造。甘すぎず、すっきりとしたスパークリング清酒。
発売日 :2023年10月2日
価格 :720ml
価格 :720ml 1760円(税込)
初回ロット :1200本
原材料 :米(岩手県産)、米麹(岩手県産)
アルコール度数:13.5
【発売場所】
■酒のかんりょう
所在地:〒021-0893 岩手県一関市地主町7-2 電話 :0191-23-3145
■リカーショップこんの
所在地:〒021-0864 岩手県一関市旭町1-10 電話 :0191-23-3633
■さとう屋
所在地:〒021-0872 岩手県一関市宮坂町1-4 電話 :0120-310-824
4.「世嬉の一酒造」の酒造りへの想い
「14名と共に清酒を通じて、田舎から多くの仲間と繋がり、進んでいきたいと思います。世嬉の一の社名の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」です。ここから経営理念、『「幸せの創造」~私達は仕事を通じて、お客様の笑顔を創り、その輪を少しずつ大きくしていきます。~』とスタッフと共に決定しています。」と佐藤さん。
佐藤さんの想いを聞いてますます蔵元復活、地酒復活の味を自らの口で堪能したい。
■今後のスケジュール
・2023年10月2日 純米酒 横屋 スパークリング清酒 横屋の発売開始
・2023年11月中旬 純米吟醸 横屋 発売予定
・2023年12月 清酒 世嬉の一 新酒発売予定