Sake Trivia

濃厚でコクのある「にごり酒(にごりざけ)」って?おすすめの飲み方や種類を紹介

白く濁った日本酒・にごり酒。おりがもたらす濃厚で芳醇な香りや、米本来の旨みや甘さを堪能することができます。今回はにごり酒が持つ魅力を、どぶろくとの違いなども含めて紹介します。

にごり酒
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米本来の旨みや甘さが楽しめるにごり酒(にごりざけ)とは

にごり酒とは白濁した日本酒のこと。日本酒の醸造工程には、発酵の終わったもろみを搾り原酒と粕に分ける上槽という工程があります。にごり酒は、この上槽の過程において目の粗い酒袋や布でこすことで、醪(もろみ)に含まれる澱(おり)と呼ばれる固体を残しているため白く濁ります。

どぶろくとの違い

どぶろくと見た目がよく似ていますが、どぶろくはもろみをこさない酒であり上槽を行いません。醸造方法の違いにより、味だけではなく酒税法上の扱いも異なります。

にごり酒はアルコール度数が高い?

にごり酒の魅力は、おりがもたらす濃厚で芳醇な香りや、米本来の旨みが楽しめる点にあります。白濁した見た目や濃厚な味わいから、アルコール度数が高いと思われがちですが、度数は22度未満であり平均でも15度と、一般的な日本酒の平均アルコール度数と変わりません。近年は日本のみならず、海外でも根強い人気を誇っています。

にごり酒

にごり酒の種類と特徴

にごり酒は濁り方によって、おり酒・ささ(細)にごりとうすにごり・活性にごりの3つのタイプに分けられます。

おり酒は、おりがらみとも呼ばれます。おりを取り除く澱引きやろ過をせず、おりごと瓶詰めしているため、とろみがあり、原料である米の旨味を感じることができます。

ささ(細)にごりとうすにごりは、濁りが少なくその分すっきりとしたクセのない味わいが特徴。にごり酒が初めての人にもおすすめです。

活性にごりは、もろみをこした後に火入れをせず粗めにこして瓶詰めしたもの。火入れの処理をしていないため瓶内で発酵が続いており、発泡感と爽快なのどごしが魅力です。

にごり酒の味わいと楽しみ方

にごり酒は、おりがもたらす濃厚で芳醇な香りや、米本来の旨みや甘さが残っているのが魅力。基本は冷やして、ロックにするのもおすすめです。
またにごり酒を注いで時間が経つとおりが沈殿しますが、この際に上澄みとおりを混ぜ合わせてから飲む方法と、別々に飲む方法とがあり味の違いが楽しめます。

前者は上澄みとおりが絡むことで、とろりとしたまろやかな口当たりとなり、にごり酒らしい味わいを堪能できます。

後者はおりが下に溜まった状態で、はじめに透き通った上澄みの部分を飲み、その後瓶に残ったおりの部分を飲む方法。別々に飲むことで、上澄みのすっきりした味わいと、濁り特有のとろっとした口当たりと濃厚な味わいのどちらも楽しむことができます。

炭酸水や果物、ヨーグルトともよく合うので、お酒が苦手な人やにごり酒初心者におすすめです。おりで変化するにごり酒の味わいや奥深さを堪能して。

豆知識一覧はこちらから
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