京都伏見で味わう、日本酒で醸す宇治抹茶吟醸かき氷を実食!
2023年8月現在、連日TVで流れる猛暑のニュース。日本列島は今夏、勢力の強い太平洋高気圧に覆われ、異例の暑さが続いている。気象庁は「今後8、9月も猛暑日が増える可能性がある」との報道も。
そんな猛暑日の中、お酒のまち・伏見で取材。
その時の記事はコチラ
取材後ふらふらになりながら辿り着いたのは【茶寮油長】
もちろん目当てはかき氷。涼みたい、とにかく涼みたい。
ちなみに日本酒も飲みたい!どうせなら、伏見吟醸酒のシロップで味わう大人のかき氷を味わおうではないか!
▲猛暑の中、編集部が辿り着いた「茶寮油長」
1. 大手筋商店街に佇む「茶寮油長 」
伏見桃山駅より徒歩数分、大手筋商店街にある「茶寮 油長」。
「氷」と書かれた涼しげな暖簾に吸い込まれるように。
元々は宇治茶と茶道具のお店「油長茶舗」として戦後まもなく創業。
現在もお茶や茶道具、贈答品など、お茶に関するさまざまな商品が販売されている。
その後1996年、奥のスペースに「茶寮 油長」をオープン。
抹茶パフェやシフォンケーキ、ぜんざい、あんみつなど甘味メニューが充実している。
2. 宇治抹茶吟醸かき氷を実食
そして夏と言えば、やはりかき氷!
かき氷のメニューは、宇治抹茶のシロップをベースに6種類がラインアップ。
定番の宇治金時はもちろんだが、本日は日本酒香る宇治抹茶吟醸金時 750円を。
真っ白な氷と宇治抹茶吟醸の蜜。
せっかくならあずき、白玉も外せない。
宇治抹茶吟醸酒氷はキンキンに冷えた別添えのとっくりを自分でかけるスタイルだ。
吟醸酒氷が始まった背景はやはり“お酒のまち・伏見”の影響が強いとこのこと。
店主さんの祖父が「日本酒が好き」というのを踏まえひっそりとスタートした。
今や日本酒好きの方はもちろん女性の方にも人気の逸品に。
吟醸酒はお猪口1杯弱の量が入っており、お酒が苦手な方ならほろ酔いになる人もいるとか。
美しい緑の山にスプーンを入れると、ふわっさくっとした食感。
濃厚な宇治抹茶の風味が広がり上質な味わい。またほんのり甘い吟醸酒がふわっと吹き抜けていく。宇治抹茶の苦みと吟醸酒の甘さが絶妙なバランスだ。
濃厚な宇治抹茶はさすが“お茶の専門店”ならでは。
吟醸酒は伏見のお酒が使われている。
スプーンが止まらない!濃いめの宇治抹茶のシロップに甘いあずき、もちもちの白玉が相性抜群。さすが酒処ならではのお酒のかき氷。
暑かった体もリフレッシュされ午後からの活力に。
もちろんかき氷以外の甘味スイーツも味わえる。
かき氷メニューは5月~10月中旬頃まで。
3.地元に愛される店づくり
食事中も地元の方がちらほらと。
みなさん口をそろえて“安くて美味しい“と頬を緩ませる。
リーズナブルな価格設定は昔からの常連さんに来てほしいとの想いから。
地元の方はもちろん、上質な抹茶スイーツを目掛けて来店する観光客も多い。
酒処伏見に立ち寄った際は、お茶スイーツでほっと一息を。