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「My Sake World」初のPOPUPイベント[Assemblage SAKE]レポート

[阪神梅田本店]にて、2月15日から17日にかけて開催されたMy Sake World初のPOPUPイベント「Assemblage SAKE」。閑静でラグジュアリー感漂う[御池別邸]とは異なるオープンな空間で開かれた。

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Sake Worldの新事業である『My Sake World』は、ブレンドという形でオリジナルの日本酒づくりができる体験型施設だ。
吟醸酒・純米酒・生酒・熟成酒といった様々なジャンルを全国各地から厳選し、日本酒が持つ歴史や特徴に触れながら試飲して楽しめ、そこから各々の好みの組み合わせで「マイサケ」をつくりだせる。従来とは異なる形で日本酒が持つ魅力を伝えている。

新機軸のSAKE空間[My Sake World 御池別邸]に対して、2025年1月23日のオープン初日から満席枠が続出。各種メディアにも注目記事として取り上げられている。
これらの反響を受け、「より多くの人に知ってもらいたい!」という思いから決まったのが、初のPOPUPイベント「Assemblage SAKE」である。

開放的な空間での日本酒づくり体験

記念すべき第一回目の会場となったのは、大阪府にある「阪神梅田本店」。関西屈指のターミナル大阪梅田の中心にある同店地下1階お酒売り場内のコミュニティスペースで開催。セミナー方式で日本酒づくり体験を提供した。

和洋様々な酒に囲まれた中にあるバーカウンター式スペースは、[My Sake World 御池別邸]が醸し出す落ち着いた佇まいとは真逆なオープンで開放的な雰囲気。ナビゲーターをつとめる講師も、幾分カジュアルな様相で来店客をリードする。

提供サービスについては、ブレンドに使用する日本酒の種類(12から6に)など、一部内容を除いて同様のもので実施した。普段洋酒などが並ばれているだあろうテーブルの上に、お馴染みの試験管や三角フラスコがズラリ。

サケては通れない?

数あるデパ地下の中において、阪神梅田本店は様々な食を豊富に取り揃えている。お酒売り場も同様で、世界各国のSAKEが勢ぞろいしたリカーワールドだ。

その中でSake Worldが提供する[Assemblage SAKE]は異彩を放った。「オリジナル日本酒づくり体験セミナー」という単語もだが、テーブルに立ち並ぶ“実験器具”が見せるギャップも目を奪われる要因に。セミナー会場の様子を見て、ブース前に足を止め、スタッフに詳細を聞く来店客も多く見られた。

本イベントは事前予約制だが、当日飛び入り参加も可能。セミナー開講中の現場を見た上で体験を決めた方もいた。
コミュニティスペースが元来持つ様相に、講師、ブレンド使用器具、販促ポスターなど、この日のために用意した装飾の混ぜ合わせは、この空間だからこそのアッサンブラージュを生み出したようだ。酒好きには“サケては通れない”魅力的な空間となった。

出張版の可能性

ブレンド用の酒の種類など、通常よりもコンパクトに仕上げたのがPOPUPイベント[Assemblage SAKE]。
見方を変えれば「簡易版」ともいえるが、それにより「ブレンドに使うお酒を選ぶときに迷わずにすんだ」といった感想も得ている。

冒頭述べた通り、[Assemblage SAKE]は、[My Sake World 御池別邸]のオープンからまだ1か月に満たないタイミングでの開催だった。にもかかわらず、既に店舗の存在を把握している方が少なからず存在した。
中には「大阪(梅田)でやるから来た」という理由を述べる方も。京都と大阪は電車で30分ほどではあるが、それでも距離感を感じていたようだ。お隣同士でそうなのだから、東京をはじめとした他大都市の在住者も同様の印象を抱いていると考えられる。

そして、共通して言えたのは、「これ面白い!」という感想とともに、時折笑みを交えながらマイサケづくりを楽しむ姿だ。
ブース内に足を止めた来店客の中には、海外からの方も多くいた。今回のイベントでは日本語版のみでの実施だったが、[My Sake World 御池別邸]でも先日から実装している英語版に関しても需要を秘めている可能性がある。

余談だが、今回のセミナーは2月15日から17日にかけての3日間開催だが、翌18日には、阪神梅田本店スタッフがMy Sake World体験した際に作ったレシピによる「マイサケ」を振る舞うイベントも開催している。
瓶詰めされたスタッフの体験談を、来店客の舌へとシェアしていく過程は、SAKEというコミュニケーションツールを、「マイサケ」という思い出で形に出来るMy Sake Worldだからこその付加価値でもある。

世界にひとつだけのオリジナル日本酒づくり体験『My Sake World』は、京都にある店舗に加え、日本各地において同様の感動体験を提供することを目指している。より多くの人に、日本酒の魅力や奥深さを知ってもらうために。

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