アッサンブラージュ日本酒[HEAVENSAKE]アンバサダー浜田(前田)阿希子さんが日本酒で伝えたいこと
日本を含め世界15ヶ国で展開しているラグジュアリー日本酒ブランド[HEAVENSAKE]が京都で試飲会を行った。 アンバサダーでもある浜田(前田)阿希子さんがHEAVENSAKEの魅力をPR、日本酒を通じて伝えたいことをインタビューした。

日仏合作のアッサンブラージュ日本酒として、現在世界15ヶ国に展開しているラグジュアリー日本酒ブランド[HEAVENSAKE]が2024年11月に日本初上陸。注目は、アッサンブラージュの神とも謳われたシャンパーニュ界のレジェンド「レジス・カミュ氏」が手がけているという点だ。
現在、日本でHEAVENSAKEの取り扱いができる会社は5社のみだという。[HEAVENSAKE]の歴史や特徴、日本酒の知識を踏まえて丁寧にPRする会社を厳選しており、関西では[株式会社 Sake World Japan]のみが取り扱うことができる。今回はオリジナルブレンド日本酒体験施設My Sake Worldでの試飲会の様子もレポートする。
この方に話を聞きました

- HEAVENSAKEアンバサダー浜田(前田)阿希子さん
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プロフィールMBS毎日放送にアナウンサーとして入社。2017年に結婚を機にドバイに移住。現地で日本酒ソムリエ・唎酒師として日本酒セミナーを開催する日本酒通。現在はアッサンブラージュ日本酒HEAVENSAKEのアンバサダーを務める
日本酒との出会い
-浜田(前田)さんの日本酒との出会いについて教えてください(以下浜田さん)
浜田さん「アナウンサーの新人時代にコラムニストの勝谷誠彦さんに大阪の大門酒造さんに連れて行っていただいて、その時飲んだしぼりたて生原酒の日本酒が美味しかったのが始まりです。とてもインパクトがあり、そこから自分でも日本酒を飲むようになりました」
-唎酒師や日本酒学講師も取得されているのですね
浜田さん「日本酒を飲むと同時に勉強も始めました。唎酒師を取ったことで、お酒関係の仕事が増えました。そこからお酒関係の方と繋がるようになってセミナーまで開くようになり、深みにはまりましたね(笑)」
-そこからHEAVENSAKEとの出会いに関して教えてください
浜田さん「日本酒の資格を取るセミナーで夫と出会いました。結婚後にドバイに住むようになり、ドバイで日本酒の仕事をしている中でHEAVENSAKEと出会いました。」
日本酒が繋げてくれた縁ですね。
HEAVENSAKEとは

レジス・カミュ氏
-HEAVENSAKEについて教えてください
浜田さん「HEAVENSAKEは2016年にフランスで誕生した日本酒ブランドです。創業者のひとりカール・ヒルシュマンが日本酒に惚れ込み、日本文化、日本酒文化を世界に届けたいとの想いからスタートしました。またブレンドを手掛けるレジス・カミュは、世界中のセレブリティーに愛されているフランスのシャンパーニュ・メゾン、パイパー・エドシックの最高醸造責任者を長年務め、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに通算8回も輝いています。シャンパーニュは実にそのほとんどがアッサンブラージュ(ブレンド)によって作られており、アッサンブラージュの卓越した技術と文化が根付いています。」

左よりレーベル・ノワール・/レーベル・アズール/レーベル・オレンジ
今回My Sake Worldでの試飲会で提供した商品は3本。左より「伯楽星」で有名な宮城の[新澤醸造店]による「レーベル・ノワール 純米大吟醸」と[七賢]ブランドで知られる[山梨銘醸株式会社]とともに製造した「レーベル・アズール 純米吟醸」、そして「浦霞」を手掛ける[佐浦]による「レーベル・オレンジ 純米大吟醸」だ。
ホテル関係者、飲食関係者が集まり浜田さんの解説と共に試飲を楽しんだ。
■レーベル・ノワール 純米大吟醸(写真左)
マスクメロンや熟した果実、春のバラ、ピーチなどの果物を彷彿とさせる。口に含むと芳醇かつフレッシュでシルキーな口当たりが特徴。
浜田さん「新澤醸造店の高精白のものから50%精米の間で数種類ほどブレンドしています。香りが軽やかで、澄んだ水の清らかさや旨味を感じます。」
-後味に甘味の余韻を感じますね
「この甘味にキャビアやカラスミを合わせると抜群に合います。澄んだお出汁、また和牛を塩や山葵でシンプルに合わせて頂くと最高です。前菜からメインまで幅広く合いますよ」
「レジスの考えとしてシンプルにアッサンブラージュをしてより多くの成果を生み出すことを目標にしています。最初にベースとなるお酒を決めて、フローラル系やフルーティー 系などの香りを調合していきます。3日間かけて味を決めて調合しており、しっかり時間をかけて味の変化を確認しています」
720ML | アルコール度数:15%
製造者 株式会社新澤醸造店
一般小売価格:16,060円(小売推奨価格)
■レーベル・アズール 純米吟醸(写真中央)
洋梨、りんご、ぶどうのようなフルーティーさがありながら、ややドライで控えめな酸味と滑らかな飲み口が感じられる。繊細ながらも豊かな風味が詰まった日本酒。
浜田さん「精米歩合が27%~57%のアッサンブラージュです。ノワールと比べていかがでしょうか?」
-全然違いますね。どちらも料理に合わせやすいです。すごくきれいで後味がすっきりしています
浜田さん「カールの考えとして、世界で日本酒を飲んだことのない人にも味わってほしい。蔵の特徴は掴みつつ、とにかくスムーズに誰にでもすっと好まれるような味わい。アッサンブラージュならではの奥行きのある味わいや余韻を表現しています」
「すっきり芯のあるシャープな味わいなので、白身魚にカボスなどの柑橘系を搾っていただくイメージで飲んで頂けます。お造りやカルパッチョに合います。またモッツァレラチーズや生ハムなどイタリアンに合わせてもいいですね。甘味が苦手な方にはおすすめです。コースだと前菜から中盤のお料理に合わせやすいです」
720ML | アルコール度数:15%
製造者:山梨銘醸株式会社
一般小売価格:4,950円(小売推奨価格)
■レーベル・オレンジ 純米大吟醸(写真右)
パイナップルやライチ、マンゴーを思わせる熟したトロピカルフルーツの芳醇な香り。ミルキーなニュアンスも感じさせながら、後口はドライで引き締まり、奥行きある複雑さが余韻を彩る。
浜田さん「アルコール感がドライで後口さっぱり。お肉や焼き魚、クリーム系のパスタなど、こってりとした料理にも合います」
-通常の浦霞とイメージが違いますね
浜田さん「そうですね!パイナップルやライチなどトロピカルフルーツのフレーバーが感じられます。バターなど乳製品やミルク系の味わいもします。チーズとの相性がいいのでパルミジャーノやクリームパスタなどにもいいですね」
-少しアルコール度数の強さも感じますね
「アルコール度数が苦手な方に対してはアッサンブラージュしている香りの強さを活かして、さくらのリキュールやライチのジュースを足してカクテルをつくる提案もしています」
720ML | アルコール度数:16.3%
製造者 株式会社佐浦
一般小売価格:11,717円(小売推奨価格)
日本酒で伝えたいこと

My Sake World 京都河原町店での試飲会の様子
-日本酒のPRで大切にしていることはありますか?
浜田さん「ドバイですと日本酒を飲んだことがない方が大勢います。日本酒を見たこともない、何かも分からない人に、日本酒を好きになって楽しんでもらう事を目標にしています。その人にとって人生初の日本酒を最大限楽しんでもらい、少しでも日本酒ファンになってもらうことを心がけています」
「人は一度ファンになると、自らその魅力を広めて下さいます。私ができることは微々たることですが少しでもお酒ファンの方を増やし、そのファンになってくださった方にもアンバサダーのような存在として日本酒の素晴らしさを広めていって頂ければ嬉しいです。」
-今回、京都でのPRはいかがでしたでしょうか?
浜田さん「日本では、日本酒に詳しい方が大勢いらっしゃるので常にリスペクトをしています。今回、京都のことや日本文化を再度勉強して失礼のないように取り組んでいます。緊張しますね!」
今回HEAVENSAKEの試飲会を始め、クラブ音楽×日本酒[Sake World]、[ホテルオークラ京都 鉄板焼ときわ]、[京料理 直心房さいき]でのペアリングなどの解説も務められた。「日本酒ファンの人口を増やしたい」とHEAVENSAKEのアンバサダーである前に日本酒ファン。海外では初めてのお酒として日本酒の美味しさを伝えて、日本では日本酒文化、多くの蔵やお酒の良さを伝える姿が印象的だった。日本酒というカテゴリーで手を取り合い盛り上げていきたいと思った。
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♯アッサンブラージュ
文:Sake World編集部
