イベントレポート

花咲く街、酒の神さま降臨「九州酒蔵びらき 2025」
5日間の酒を主にしたお祭りをレポート!

3月19日~4月上旬は福岡の街で多くの酒蔵が新酒のお披露目イベントが開催される。第一弾はJR博多駅前広場で42の蔵元が日々、入れ替わりながら多種多様のお酒を振る舞う。九州だけでなく、全国から季節限定、選りすぐりのお酒が集まる様子をレポートする

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JR博多駅前広場の大屋根下スペースにて「九州酒蔵びらき 2025」が3月19日(水)~3月23日(日)の5日間開催された。取材に訪れた3月19日(水)は、日差しがあるものの、じっとしていると肌寒さが感じられた。イベント会場は平日にもかかわらず、多くのグループが訪れていて盛り上がりを見せていた。福岡の春は、花とお酒でおもてなし!イベントの様子をレポート。

博多駅前広場にお祭り会場が出現

会場には酒蔵ブースがコの字に17ブース、入口から一番奥に飲食店と会場案内のブースが6つ設置されている。グルメブースには、長浜屋台街から「長浜のひろし」が出張でもつ鍋を提供。夕闇迫る寒空に、ほかほかの鍋がありがたい。価格は500円〜で1人前でも十分なサイズ感。ほかにも揚げ物、蒸しがきとお酒に最適な食べ物が出揃っていた。

九州を主要に全国の蔵元が日替わりで総数42蔵!

最初の1杯は、今回の取材でお世話になった[住吉酒販博多店]山口さんのオススメを飲むことに。島根県出雲市から「富士酒造」の季節限定を『九州酒蔵びらき☓山陽新幹線前線開業50周年コラボデザイン』伊万里焼オリジナルぐい呑みでいただく。ぐい呑は、軽くて持ちやすい。さらに伊万里焼がプラスチックのカップより日本酒の美味しさを引き立てている。

タイのカマ唐揚げとお酒の写真

出雲富士:純米大吟 醸 縁の舞 無濾過生原酒 700円 しらすくじら:タイのカマ唐揚げ 500円

コスパ最強の「串揚げ角打ち しらすくじら」が販売していたタイのカマ唐揚げを肴に飲むとフルーティでモダンな甘さのお酒が口の中で舞うようだ。まさに”えにしのまい”の名がふさわしい日本酒と言えよう。

「出雲富士」は、出雲の地で富士山のように愛される日本一の地酒を醸すという大きな思いが込められている。話を伺った今岡専務からは、手造りにこだわった造り手の実直さが優しさとともに感じられた。

次に訪れたのは、佐賀県多久市の「東鶴酒造」。家族を含めて5人〜6人という少人精鋭で酒造りを行っているそう。定番の銘柄”THE ORIGIN”を始め、モダンな日本酒を多く醸造。女性や普段、日本酒を飲まない方でも気軽に楽しめる銘柄。毎回参加しておりイベント用に60本を用意したそう。
イベント限定酒の純米生Spring Sun 限定おりがらみ600円をいただいた。フレッシュな味わいと日本酒らしい旨味が花見にうってつけの一杯。

クラフトサケのコーナーから「稲とアガベ」をチョイス。岡住社長は、福岡県出身とのことで親近感がある。秋田県男鹿市から来福しているが疲れを感じさせず、笑顔で話してくれた。「一番の人気は、『花風』です。ホップを使用したものでライチ・マスカット・柑橘系の香りが華やか」とのこと。見た目は、少し黄みがかったもので日本酒とさほど変わらない。飲んでみると、日本酒の旨味、副原料の酸味と香りが洋酒でも感じられない新しさを体感させてくれた。イベントでチョコレートのサンプリングが配られていたが、クラフトサケは相性が抜群に良かった。また、抹茶など和のスイーツにも合うと感じられた。

このお酒の購入はこちら

 

イベント限定酒『稲とブドウ オーク樽貯蔵』は、「米・麹・ブドウを合わせたワインと日本酒の融合。」と岡住社長。日本酒の新たなカタチのクラフトサケの革新に期待が高まる。

以前[住吉酒販 博多駅]の城戸店長から聞いていた長崎県平戸市の「福田酒造」もおさえておきたい。平戸は、海に近くて景色が素晴らしい。訪れたことがあるので福田社長と話が盛り上がった。オススメの銘柄を2つ教えてもらった。1つ目は、米の品種である「雄町」が名前に入った『福海 雄町 生酒 直汲』(季節限定、イベント限定)。もう1つは、自家製の山田錦を使用した『福田 生酛 オーク樽貯蔵』(イベント限定)。わたしは、後述のお酒900円を賞味した。オーク樽の風味が独特で味わい深い。ふと目線を落とすと、ブースの前に古風なお燗付け器があった。他では見られない希少なもので大村競艇場にあった酒屋から譲り受けたそう。銅製で燃料に炭を使うため、味わいが違うことは間違いない。

お気に入りをお土産に購入して宅飲み

イベントの主会場から出ると住吉酒販のテントがあり、会場で味わった好みのお酒が購入できる。ひっきりなしにお客さんが出入りし、飛ぶように売れていく。2日目には完売するお酒も多く見られた。

九州の代表的な玄関、博多駅でお酒の蔵びらきは効率がよくて来年も訪れたい。角打ち形式の飲食テーブルでは、「また、来年〜」「また一緒に飲みましょう」と一期一会の声が聞こえてきていた。

九州酒蔵びらき
【主催】JR HAKATA CITY 【共催】博多駅商店連合会


ライター:シヴァ
福岡県在住/保育士・Webクリエイターエキスパート所持・IT講師
地域ブログ運用、社内報特派員を経て、フリーライターに転身。電子書籍「子どもの心配をやめたら自分も子どもも自立した話」は、Amazon Kindleキャリア部門1位獲得。好みのお酒は、モダンでもしっかりとお米の旨味が感じられるタイプ。趣味は家飲み、ゲーム、推し活、読書、旅行

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