房島屋 純米大吟醸生原酒
所酒造 | 岐阜県
所酒造
揖斐川の上流で、小規模ながら存在感のある酒蔵を目指し丁寧に酒造り。数年単位の熟成にも耐えうる旨みが強い純米酒を手掛ける。
岐阜県西濃地方、揖斐川の上流に蔵を構える[所酒造]。明治初頭に創業し、小規模ながら存在感のある酒蔵を目指し、丁寧な酒造りを手掛けてきた。「桜千代」や「揖斐の蔵」をメインブランドとしてきたが、2000年に現5代目蔵元が「房島屋(ぼうじまや)」を開発。
食中酒をテーマに米の旨みと酸味をしっかりと感じられる酒を醸す。その9割は米と水から造る純米酒であり、全体の半分以上を占める生酒は全て無濾過原酒。うっすらと残る澱が、存分に引き出された米の旨みを伝える。
純米大吟醸や無濾過生原酒となると、冷やして飲むことを勧められる場合が多いが、[所酒造]では気分や料理に合わせて燗にするのも新たな発見ができる飲み方として推奨している。また、「純米火入れ熟成酒」以外は全て原酒となっていて、アルコール度数が高く酸がしっかりしているため熟成向き。数年単位の熟成にも耐えうる力強さを持ち合わせている。開栓前の酒はもちろん、開栓後に残った酒でも冷蔵庫保存で味わいの変化を長期楽しむことができるのも魅力的だ。