Sake Brewery

茨木酒造

明治期に酒造りでにぎわった西灘を代表する老舗蔵
すべて手作業による小仕込み、花酵母の日本酒が人気

茨木酒造外観
  • この記事をシェアする

日本酒の仕込みに触れられる貴重な体験も

西灘と呼ばれる明石市西部の酒蔵。名水と冷涼な気候に恵まれた西灘地域は、最盛期の明治頃には60軒余りの酒蔵があり栄えたが、現在では6軒が残るのみ。
茨木酒造茨木酒造の「来楽」は、当時から明石を代表する銘柄として知られる。酒銘の由来は孔子の論語「朋あり 遠方より来たる また楽しからずや」で友と酒を酌み交わす喜びを、また左右対称の文字は心に裏表のないことを表している。
茨木酒造茨木酒造9代目の蔵元杜氏と蔵人の少数精鋭で、すべての工程は手作業。山田錦や五百万石ほか、地元兵庫県産の酒造好適米を使用している。アベリアや月下美人などの花酵母を使用したシリーズは、ワイングラスで飲みたいフルーティな香りで女性から人気。また、米と米麹だけで作るノンアルコールの甘酒も好評だ。
茨木酒造茨木酒造兵庫県登録有形文化財に指定された酒蔵を開放しての落語会や蔵開きなど、地域との交流も盛ん。特に「来楽仕込みの会」は、酒米の田植えから仕込み、搾りまでを体験できる日本酒好きなら見逃せない会だ(有料/会で作る酒2本付き)。

この酒蔵の銘柄一覧

茨木酒造合名会社

茨木酒造合名会社

創業
1848(嘉永元)年
代表銘柄
来楽
住所
兵庫県明石市魚住町西岡1377Googlemapで開く
TEL
078-946-0061
HP
https://rairaku.jp/

特集記事

1 10
FEATURE
Discover Sake

日本酒を探す

注目の記事

Sake World NFT