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焼鳥をのじ

一品料理から希少部位まで、焼き鳥と日本酒をペアリング。

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一品料理から希少部位まで
焼き鳥と日本酒をペアリング。

烏丸丸太町西に今年の8月2日に開店した[焼鳥をのじ]は、早くも多くの人が訪れる話題店。長らく[炭火串焼きとりと]で腕をふるっていた店主・小野寺さんが長年の夢を叶える形で独立。店に飾られたたくさんの胡蝶蘭に信頼の厚さを感じる。肝心の焼き鳥は、定番のものからメニューには載っていない希少部位まで実にさまざま。毎日、地鶏「丹波黒どり」を丸々一羽仕入れているからこそ、ぼんじりの中でも特に脂のノリが良い「油つぼ」や足の付け根あたりの「ソリレス」など、なかなかお目にかかれない部位まで堪能できる。

木を基調とした店内は女性が一人でも来店しやすい雰囲気。カウンター10席のほか、最大5,6名が座れるテーブル席が一卓。

おすすめ料理

鶏そのものの旨みを感じてほしいという思いから、塩が基本のスタイル。岩塩を使用することで、塩が均等に入り、口に入れた時に程よい塩味が感じられる。ほかにも一品や揚げ物にシメのご飯まで、お酒を飲まない人でも満足できる。

塩つくね 一本300円
厨房でミンチにした鶏に玉ねぎと京都出身の店主らしく九条ネギをプラス。日本三大備長炭の一つ「土佐備長炭」でふっくらと焼き上げる。一口かぶりつくと、じわっと鶏の旨みが口いっぱいに広がる店イチオシの一本。

ねぎま(タレ) 一本230円
鳥取県の銘柄鶏「大山(だいせん)どり」に白ネギを合わせて。壺に入った秘伝のタレにどぼんと漬けてから焼き上げる。しっかりついた焦げ目が香ばしく、タレ焼きに合う「都美人」や「喜楽長」と一緒に注文したい。

丹波黒どり たたき 980円
炭火に近づけて焼くことで外に焼き目をつけながらも中には火が通らずレアに仕上がる。塩とスダチでさっぱりといただいたあと、昆布としいたけを漬け込んだ旨味たっぷりのポン酢でいただくのがおすすめの食べ方。

焼き鳥に合う日本酒

※表示価格はグラス一杯の価格。

讃岐くらうでぃ にごり(川鶴酒造/香川県) 680円
ロックやソーダ割りで爽やかに飲みたい夏に一押しの銘柄。にごり酒ならではのとろみと甘酸っぱさがカルピスのような飲み心地。さっぱりとした口当たりが塩焼きと好相性。鶏の脂をすっきりと流してくれる。

モダン仙禽 無垢(せんきん/栃木県) 700円
江戸時代に創業した蔵元のモダンシリーズ。「無垢」という名の通り、混じり気のない真っ直ぐで上品なテイスト。メロンや白桃を感じさせる果実感がジューシーで飲みやすい。中身もラベルもスタイリッシュな一本。

都美人 山廃純米 とり 生原酒(都美人酒造/兵庫県) 720円
兵庫県産の酒米「五百万石」を100%使用した芳醇旨口。山廃仕込みを得意とする能登杜氏・山内杜氏らしい一本。山廃ならではの力強い酸味が食欲をそそる。しっかりと厚みのある飲み応えは、タレ焼きとの相性抜群。

地鶏の魅力

地鶏に惚れ込む店主にその魅力を尋ねると、「歯応えと脂の旨み」という答えがすぐに返ってきた。育った場所によって味にもメリハリが出るというから、ハマる理由も頷ける。「この店で知らない鶏や部位に出会ってほしいですね。食事は楽しいのが一番ですから、旨い鶏と旨い酒で思い思いの時間を過ごしてもらえれば」。優しい笑顔で語る姿に店主の人柄を感じた。

焼鳥をのじ

焼鳥をのじ

住所
京都市中京区玉植町227-1Googlemapで開く
TEL
075-600-9662
HP
https://www.instagram.com/yakitori_onoji/
営業時間
17:30~23:30
定休日
日曜日

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