Sake Brewery
足立農醸
8坪の小さな酒蔵、高槻の団地でクラフトサケを造る[足立農醸]
高槻市の団地の一画をリノベーションして、2023年に酒蔵を作る[足立農醸] 高槻の水質の良さに惚れ込みクラフトサケを醸造する。
団地の酒蔵の経緯
代表の足立洋二さんは高校卒業後アメリカテキサス州へ留学、競泳選手として活躍した後、三宮の日本酒バーに勤務。青森の八戸酒造や兵庫の西山酒造場で蔵人として修業し2023年に足立農醸を立ち上げる。高槻の場所を決め手になったのは水質の良さ。また誰もやったことのない事がしたかったという。
大阪の農産物を使ったクラフトサケ
酒造りの中で酒造免許の関係で無理だと思い込んでいたところ、[WAKAZE]の活動を知り、クラフトサケに出会う。素材には大阪の農家さんの米と果物を使っており農家がしっかりと儲かるようなものづくりをしたいという想いがある。
記念すべき1本目のお酒は日本のお酒の始まりはキイチゴを発酵させたものという説から、もろみとキイチゴを発酵させて造っている。またパイナップル、マンゴー、ココナッツミルク、ライムを使用した夏っぽいお酒や大阪府箕面市の『富いちご』を贅沢に使用したクラフトサケが揃う。
日本酒文化を世界へ
これからチャレンジしたいことは「日本酒文化を世界に広めたい」という想い。ゴールはヨーロッパに酒蔵を造ることで2028年までに水がきれいで治安がよいという理由でスイスに進出を考えている。目指すは世界!免許の関係で国内では流通不可だが、すでに海外向けの日本酒「MIYOI リミテッドエディション」も2024年5月にリリース。中国や台湾、タイ、フィリピン、シンガポールで販売している。