不老泉 山廃仕込 純米吟醸 備前雄町 無濾過生原酒
上原酒造株式会社 | 滋賀県
上原酒造
琵琶湖からほど近い場所に蔵を構える上原酒造は、年間生産高500石ほどの小さな酒蔵だが、造りに対するこだわりは熱く、手間ひまを惜しまない手法で唯一無二の味わいを造り出す。
雪が多い滋賀県北西部、安曇川の恵みを受ける高島市。琵琶湖からほど近い場所に蔵を構える上原酒造は、年間生産高500石ほどの小さな酒蔵だが、造りに対するこだわりは熱く、手間ひまを惜しまない手法で唯一無二の味わいを造り出す。
その手法の一つが、昔ながらの山廃仕込み。酵母添加をせず、蔵に棲み付く天然酒母を温度操作のみで呼び込み、ゆっくりと育つのを待つ。さらに特筆すべきは、全国的にも珍しい木槽天秤しぼりという技法を用いていること。桜材で作った船のような木槽にもろみ袋を積み重ね、木製の天秤棒に重石を付けて酒をしぼり出す技法だ。しぼりを終えるまでに3日掛かる上に、得られるのは機械しぼりの85%ほどの量。木槽下のふなくちから流れ出る酒は、雑味がなく清らかな旨みを持つ。
通称「赤ラベル」の愛称で親しまれる「不老泉 参年熟成」、燗向けに造られた「旨燗」、キレもコクも旨みもたっぷりの生酒シリーズなど、四季に合わせて楽しめる商品展開。いずれも少量生産の希少酒だ。