美濃菊 純米大吟醸中汲み原酒 冷蔵熟成三年
玉泉堂酒造 | 岐阜県
玉泉堂酒造
[玉泉堂酒造]は標高859mの養老山地と豊かな水の恵みを受ける名瀑「養老の滝」がある養老の地に佇む。「養老の滝」と「菊水泉」の湧水を源にもつ養老山系伏流水を使い、伝統と革新の酒造りを目指している。
200年以上前に岐阜県・養老の地で創業した玉泉堂酒造。恵まれた立地から生み出されるのはただ良い酒ではなく、真に評価されていく旨い酒だ。
1934年から進めてきたのは、歴史と伝統を守りながらも新たなチャレンジに挑む酒造り。日本酒だけでなく、焼酎、ウイスキー、リキュール、みりんに至るまでこだわりの酒造りを広げている。
平成に入るとびん燗火入れ装置やMJP精米機を導入するなど、時代に合わせた技術革新にも努めてきた。伝統の技巧と科学的数値を組み合わせた柔軟な発想とチャレンジ精神が品質にも直結し、1986年以降は全国新酒鑑評会金賞の常連でもある。
目指すのは、垢抜けて品格ある酒。泥臭さがなく、酒自身に余裕が感じさせ、飲んだ後に余韻が楽しめるお酒だ。
厳選した酒造好適米と超軟水による仕込みや、自分たちが求める理想の磨きに仕上げる自社精米、空気と水の混気ジェットによる質の高い洗米、昔ながらの麹窯法と機械化した製麹機の使用を使い分けた麹造り、最適温度を探求したびん詰め。機械化できる工程と手作業の工程と駆使しながら、繊細で抜かりのない酒造りを目指す。
その証拠に、代表銘柄の「醴泉」は原料も製法も贅をつくして醸す少量生産の限定醸造品だ。また豊富な品質を展開する「美濃菊」は地元だけでなく、関東でも広く愛されている。
歴史を重ねながらも、恵まれた風土に甘えず、挑む気持ちを忘れずに会社一丸となって日々精進する酒造り。自分たちが本当に求める酒を目指した玉泉堂酒造のチャレンジは続く。