高知県の酒宴で楽しまれている「お座敷遊び」を徹底解説!
古くからちょっとしたレクリエーションがあるのも日本酒が持つ魅力。四国高知では、古くから伝わる伝統的な「お座敷遊び」が数多く残っており、今もなお県民の間では楽しまれています。 今回は数ある中から代表的かつ簡単に楽しめる遊びをご紹介!
高知の酒文化とのつながりが深い「お座敷遊び」

高知県で行われる酒宴(別称:土佐のおきゃく)では、大皿に刺身や寿司、煮物に揚げ物などが豪勢に盛られた「皿鉢(さわち)料理」と土佐酒を対として楽しむ文化がある。
そして美酒美食を堪能したあと、酒宴を一段と盛り上げ参加者全員で楽しくお酒を飲む交流のひとつとしてあるのが「お座敷遊び」だ。
高知県の酒宴でよく楽しまれているお座敷遊びから、気軽にできるものをご紹介。
①箸拳(はしけん)

お箸を用いて2人で行うお座敷遊びが「箸拳」。お互いが握っている箸の合計数を言い当てて勝敗を決めるという単純な遊びゆえに奥が深く、ハマる人も多いのだとか。
お座敷遊びの中でもかなり古い歴史があり、誕生は江戸時代中期から後期と言われている。1905年に開催された「箸拳大会」を皮切りに流行し、現在では高知県に毎年約400人ほどの参加者が集う「土佐箸拳全日本選手権大会」が開催されるほどだ。
【遊び方】
①お互い向き合って座り、3本ずつ箸を片手で持ちます。
②先攻後攻のジャンケンを行い、負けた後攻は何本は箸を握り、お箸が見えないように拳を前に出します。
③先攻は最初「3本」しか言えないため、合計3本になるよう箸を握って拳を前に出します。
④先攻が外れた場合、攻守が入れ替わり②と同様の手順で進行。違う箇所として後攻は「1本」「3本」「5本」と選択肢が増える。※原則としてお互い奇数しか言えない。
⑤これを3本先取で繰り返し、負けた方は盃に入ったお酒を飲む。
②可杯(べくはい)

絵柄が描かれたコマを回し、倒れた軸先の人が出た絵柄の杯で日本酒を飲むというシンプルなルールなので、酒宴の場でも大人気なお座敷遊び「可杯」。
通常、杯はお酒を注いだまま置くことができますが、可杯で使われる「三面杯」は飲み干すまで置くことができないのが大きな特徴です。
ちなみに三面杯の「三面」は以下の通り。
- おかめ杯:20mlとお酒の入る量が少ないため、素早く飲み干せば顔を上向けて置くことができる。
- ひょっとこ杯:50mlと3種類のなかでは中サイズに位置し、口の部分に穴が空いているため、指で塞いで置かないとお酒がこぼれてしまう仕様。
- 天狗杯:長い鼻部分までお酒が入るので容量は144mlと一番多く、鼻部分が出ているために置くことはできず、一気飲みするには大変厳しい杯。
可杯の由来として、漢文で使う際、『可』は「文章の下につけることができない」「文末に書くことができない」というルールがあり、そこから「下に置くことができない杯」という酒器となったといわれています。
【遊び方】
①参加者で輪を作り、中心にお膳を置いてその上でコマを回します。回っている最中は手拍子をしながら「ベロベロの歌」を歌う。
②コマが止まった際に軸が指す方向にいる人が、出た絵柄の杯でお酒を飲む。
③菊の花

大人数で一番盛り上がるお座敷遊びとされている「菊の花」。簡潔に述べると「お酒のロシアンルーレット」です。
ハラハラドキドキ気分も楽しめるので、知らない人同士でも自然と打ち解けれるのも魅力のひとつ。
【遊び方】
①参加人数分の盃とお盆、そして主役である「菊の花」を用意。盃を全て裏返して盆の上に並べ、内一つには菊の花を隠す。
②参加者は「菊の花〜、菊の花〜、あけて嬉しい菊の花(繰り返し)」を歌いながら順番に盃を裏返していく。
③菊の花が入っている盃を裏返した人が負けとなり、その時点で裏返っている盃全てにお酒を注ぎ飲み干さなければなりません。
「酒友」として繋がれるきっかけに
高知県の酒宴で昔から楽しまれている「お座敷遊び」。
どれも気軽にできる遊びですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
もちろん高知県に訪れた際は、紹介したお座敷遊びが体験できるお店もありますので、高知の美酒美食と共に楽しんでみてください。
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