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【豆知識】ワイングラスで日本酒を飲むとより美味しい?相性の良さとその理由とは?

日本酒とワイングラス
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時にはちょっと気分を変えて、ワイングラスで日本酒を楽しんでみませんか。実はワイングラスは日本酒のテイスティングにぴったり。その理由やおすすめの日本酒について、唎酒師の藤田えり子さんが解説します。

酒器によって味わいは変わる?

日本酒が好きな人なら、一つはお気に入りの酒器を持っているのでは。とっておきの備前のぐい呑み、それともスタイリッシュな白磁の杯、こだわって錫のお猪口でしょうか。

実は酒器によってお酒の味の感じ方は変わります。日本酒の繊細な味や香りが楽しめ、色合いを見るのにおすすめなのがワイングラスです。

日本酒とワイングラス

フルーティーな日本酒がぴったり

特にワイングラスにぴったりなのが、フルーティーな香りの大吟醸酒や吟醸酒。口元がすぼまってたワイングラスは芳香成分がたまりやすく、飲む時に香りを直接感じられます。またグラスをくるくる回す(スワリングといいます)と、お酒が空気に触れて香りの変化も楽しめます。特に冷酒はグラスの脚を持つので手の熱が伝わらず、温度が上がりにくいと良いことづくめ。

2011年から開催されている「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」というコンテストも盛況で、2024年度は1038点出品のうち、55点が最高金賞を受賞しています。
http://www.finesakeawards.jp/

日本酒とワイングラス

時にはおしゃれにグラスで日本酒を

ワイングラスの名門リーデル社では大吟醸酒や純米酒用のグラスを販売。日本のガラスメーカー「Sghr スガハラ」にも純米酒や山廃・生酛などタイプに合わせた8種の日本酒専用グラスがあります。

そこまでこだわらなくてもいいですが、ぜひ普段使っているワイングラスで日本酒を試してみてください。いつもとちょっと違うおしゃれな雰囲気が楽しめますよ。

SakeWorld NFTで買えるワイングラスに合う日本酒

・富翁 純米酒 プルミエアムール
白ワインを思わせる甘酸っぱい純米酒。「グラスに合う日本酒」の先駆けで、2012年「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2012」の最高金賞を受賞している。通常の日本酒より甘さが2倍、酸味が3倍という爽やかな味わいはフレンチやイタリアンにもぴったり。

富翁 純米酒 プルミエアムール

酒造名:株式会社 北川本家(京都府)
特定名称:純米酒
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:68%
使用米:五百万石他
フレーバー:ワインのような甘酸っぱい香り
アルコール度:13%
酵母:京の恋

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・四季桜 純米吟醸 ARUSHIROI
女性が手掛けた女性のための純米吟醸酒。酒造りは管理栄養士でもある女性蔵人、栃木県内のmomofarmで栽培した五百万石、ラベルデザインまですべて女性。原酒でアルコール度数は17度と力強く、うま味のあるほどよい酸味がいい。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」2024金賞受賞。

四季桜 純米吟醸 ARUSHIROI

酒造名:宇都宮酒造 株式会社(栃木県)
特定名称:純米吟醸酒
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:55%
使用米:momofarm産五百万石100%
フレーバー:爽やかな酸の香り
アルコール度:17%
酵母:協会901酵母

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ライター・唎酒師 藤田えり子
大阪の日本酒専門店に世界を広げていただき、さまざまな日本酒や酒蔵に出合う。好きな日本酒は秋鹿、王祿ほか
お酒以外の趣味は鉱物集めとアゲハ蝶飼育。

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