三重の寒梅 元帥 大吟醸
丸彦酒造 | 三重県
丸彦酒造
滋賀県と三重県の県境に横たわる鈴鹿山系の麓、四日市市川島にある[丸彦酒造]。豊富に地下より湧き出る中硬水と、60%以上精米した山田錦を用いてフルーティーでマイルドな美酒を醸す。
1867年に[鈴木酒造場]として創業し、製造していた「丸彦政宗」にちなみ[丸彦酒造]と名を改めたのが昭和初期頃。戦後、三重県清酒品評会で首位賞を受賞した「はま娘」が関東に出荷されるようになり、全国でも名を知られるように。
平成に入るとライフスタイルが変化し、日本酒離れなども進む中、「老若男女を問わず多くの方に美味しいと喜んでもらえる日本酒を」という想いで酒造りの原点に立ち返り、現在の主力銘柄「三重の寒梅」を完成させた。酒臭さを払拭し、フルーティでマイルド、透明度の高い洗練された味わいで、和食はもちろん洋食にも合う新時代の日本酒だ。
兵庫県産のほか県内伊賀地方の契約農家が手掛けた山田錦を全量使用し、60%以上精米。鈴鹿山系の鉄分やカルシウムが少ない中硬水を仕込み水に用いていることが、マイルドな酒質の由来。
手間ひまをかけながら知恵を傾け、基本とするのは真面目造り。40代の若き杜氏を筆頭に現代の食生活に寄り添う美しい日本酒を目指し続けている。