鮨えいろう
京都駅から歩いてすぐ、昼から夜まで通し営業もうれしい。カウンターで本格的なにぎりと日本酒をどうぞ。
肩肘張らない雰囲気の中、カウンターで本格的な鮨を楽しみたい。そんな希望に応えてくれるのが、京都駅から歩いて5分ほど、下京区役所西側の路地奥に店を構える[鮨 えいろう]。マグロ専門店が母体の寿司店ゆえ、ネタの新鮮さは折り紙付き。昼前の11時半から夜9時までの通し営業と、使い勝手の良さも抜群だ。自慢のマグロは、大トロ、中トロ、漬け、赤身の定番や、血合いのそばにある希少な血合いぎしなどさまざまな部位が揃うほか、白身や光物、鰻胡や葱トロなどの巻物なども充実。店主の田中英朗さんが、ネタの旨さはもちろんのこと、シャリの美味しさにまでこだわった寿司を握ってくれる。青森県産の大トロ900円~、血合いぎし400円~、しめ鯖400円~。「握ってもらう前に、何かつまみながら一杯」という人は、刺身や海の幸を使った一品料理、焼き物、天ぷらなどからオーダーを。揚げたてが一品ずつ提供される旬の海の幸や野菜の天ぷらは格別の味わいだ。車海老750円、くもこ450円など。日本酒は「お客様それぞれに好みの味があると思うので、いろいろな銘柄を揃えています」と田中さん。スッキリした味わいの「日々」(京都・日々醸造)や、伊勢志摩サミットの乾杯酒に採用された「作 穂乃香」(三重・清水清三郎商店)、フレッシュでキレの良さがある「楽器正宗」(福島・大木代吉本店)などが定番として揃うほか、日本酒好きの心をくすぐる10銘柄以上を用意。にぎりのネタに合わせて飲み比べたり、マグロやイカ、納豆、黄身などを混ぜていただくばくだん(1300円)などの酒肴をお供に楽しみたい。日本酒は、グラス(90ml)で500円~800円ほど。
京都駅のすぐそばなので、仕事や買い物の合間や、電車を利用する前後の時間に暖簾をくぐれる便利さがうれしい。午後早めの時間から日本酒と握りでしっぽり…そんな楽しみ方が叶う、行きつけにしたい一軒だ。