肉割烹の名の通り、すべての品々に京都肉を生かした会席コースで和牛の旨味を存分に堪能できる。日本酒の種類も豊富で、和牛に合う日本酒と料理のペアリングを体験できるのも魅力だ。
1. 京都肉が自慢の贅沢な会席コース
きれいな水と環境の中、丹精込めて育てられる京都肉『雅』。その上質な黒毛和牛を和食の粋を極めた会席コースで味わえるお店。一流料亭出身の稲田料理長の技により、サーロインをはじめ希少部位に至るまで和牛の旨味を生かし、旬の京野菜や魚介も盛り込んだ会席は目に鮮やかで、晴れの日にぴったり。落ち着きある空間は、ほかの席と目が合わないよう仕切りがあるのもうれしい。厳選された日本酒やワインなどお酒も多彩で、美酒と美食の特別な時間を過ごせる。
2. 出汁にこだわった和食の粋が味わえる
和牛とともに旬の京野菜が盛り込まれた一皿は季節感にあふれ、目でも楽しめる。和食に牛肉を添わせるよう出汁には工夫が凝らされ、昆布と鰹節はそれぞれ2種をブレンド。濃厚で香り高い出汁が和牛の旨味を引き立てるなど、熟練の技が料理の一つひとつに光る。
※料理はいずれも京都肉『雅』特別会席1万5125円(税サ込)より
和牛ホホ肉の湯葉包みやフィレ肉と雲丹の贅沢な手巻き、希少部位のマルカワなど、酒肴にぴったりの一品をふんだんに盛り合わせて。
京都肉の脂の甘みを堪能できるサーロインはちり酢を添えてさっぱり。柔らかな角煮風の和牛タンと2種の肉料理が楽しめる。
霜降りのリブロースを味を整えた出汁にさっとくぐらせ頬張れば、とろけるように脂の旨みが広がる。平鱸や湯葉も合わせてしゃぶしゃぶで。
3. 厳選された個性豊かな日本酒が揃う
辛口を中心に季節に合わせた日本酒を10銘柄以上揃える。それぞれに地域や個性の違った味わいをセレクトしているので、飲み比べするのも良し。料理長の稲田さんのおすすめは「個人的にはアッサンブラージュTaro´が飲みやすくて気に入っています。和牛はもちろんどんな料理にも合いますね」。
京都の3蔵元(増田德兵衞商店、北川本家、松井酒造)が協力し、日本酒をブレンドする“アッサンブラージュ”手法から生まれたプレミアムな一本。和牛に合う日本酒というコンセプト。
「あっさりと飲みやすく、食前でも食中でも向くお酒です。口当たりはやさしいのに、結構味がしっかりとしていますね。和牛に合わせて作られているだけあって、うちの料理にぴったりです」
若き名人、松本日出彦氏が2021年に創業した話題の酒蔵。先入観を持たずに飲んでもらいたいと、アルコール度数と酒米以外は非公開にしている。
「やや発酵由来の微炭酸を感じます。華やかな香りと日本酒らしい味わいがあって、これもお肉に合いますね。日本酒が好きな方には特におすすめします」
北海道産酒米きたしずくを59%の扁平精米で使用した純米吟醸。メロンのような華やかな香りと味わいの芳醇旨口。雑味が少なく、やわらかな味わいは夏にぴったり。
「限定流通の特別なお酒です。飲み口があっさりやわらかで、どんな料理にも合うと思います。先付けやお椀、ちょっとお鍋ができるのを待ちながら飲むのもいい感じですね」
4. 特別な日に使いたい居心地の良さ
「観光のお客様も多いので、もっと地元京都の日本酒を揃えていきたい」と料理長の稲田さん。また「お客様には誕生日や記念日はここと決めておられたり、月に一度の自分へのご褒美にと来てくださる方もあるんです」とうれしそうに語られたのが印象的だった。
そういった常連客があるのも、料理はもちろん雰囲気やサービスを含めた居心地の良さがあってこそ。極上の和牛料理と日本酒を味わえる、ここぞというときの一軒として覚えておきたい名店だ。
肉割烹 ふたご
地址 京都府京都市東山区本町4-139 THE JUNEI HOTEL KYOTO1F
電話 075-525-0052
惠普 https://nikukappofutago25.com/
營業時間 17:00〜22:00 (最終入店/20:00)
定期休息日 無假日