日本酒はもっと自由で楽しく!全国きき酒選手権大会優勝・福井愛さんが「My Sake World」を体験
2025年11月に開催された“きき酒日本一”を決める「第44回全国きき酒選手権大会」京都府代表として出場した福井愛さんが個人の部で優勝。[My Sake World]の体験を通じて日本酒の楽しみ方やブレンドへの想いについて聞いた。
今回、味のスペシャリスでもある「第44回全国きき酒選手権大会」個人の部優勝の福井愛さんに[My Sake World 御池別邸]でブレンド体験しながらブレンド酒の味わいや日本酒への関わりについてインタビューした。
この方に話を聞きました

- 福井愛さん
-
プロフィール京都市在住。接客業や写真関係の仕事を経て、松井酒造で勤務経験あり。全国きき酒選手権大会の京都府予選に3年連続出場し、2025年11月に行われた第44回全国きき酒選手権大会 個人の部で優勝。
好みのお酒が作った軸

―日本酒に関わるまでの経緯を教えてください。
福井さん(以下略)「両親が全くお酒を飲めなかったのでお酒というものが家になかったんです。お酒を飲みなれていない家庭環境ながらも、にごり酒が口当たりが良くて飲みやすかったのを覚えています。おそらく白川郷を飲んでいたのかなという記憶ですね」
「炭酸が苦手なので、焼酎か日本酒を飲んでいたのですが、旅行で高知に行った際に亀泉酒造のcel-24を購入して飲んだ時にめちゃくちゃ美味しくて!日本酒の概念が変わりましたね。そこから好みのお酒を探すようになりました。今も私の中での一番は亀泉酒造のcel-24です」
―高知県を代表する清酒酵母「CEL-24」を使った商品ですよね
「別の機会に同じ高知酵母 CEL-24を使った高木酒造のいとをかしを飲んだ時に、これも美味しい!と思いました。その時に知人からそれは『酵母好き』だよと言われたので、私は高知酵母 CEL-24が好きなのかもしれませんね」
「その後、家で高知酵母 CEL-24を使ったお酒だけを集めて、きき酒会をやったことがあったんです。銘柄を当てるのではなく、好きなお酒を探そうというのが目的でした。結果的にやっぱり亀泉が好きというのがわかりましたね」
―松井酒造で働かれるきっかけは?
「松井酒造さんのお正月限定ボトルを買った際に、バイト募集を見つけて応募しました。お酒の仕事の経験は無く前職はカメラ関係の仕事をしていたので、松井さんにはびっくりされましたね(笑)ラベル張りであったり、イベントでの接客などさせていただきすごく楽しかったのを覚えています」
日本酒好きを増やしたい

▲優勝した時の様子
―そうした活動の中、2025年に開催された「第44回全国きき酒選手権大会」個人の部で見事優勝されました。参加されるきっかけはあったのでしょうか?
「3年前より京都府の予選会には出ていました。友人の旦那さんが招德酒造に勤められており、選手権のことを教えてもらったのがきっかけですね。実は3年連続で全問正解はしていたのですが、年によって代表選考の基準がありまして、3年目の今回は私が選ばれました。」
―きき酒の練習はされましたか?
「京都府予選は5種類、全国大会は7種類を試飲して、マッチングするのですが、練習では12種類で練習しました。まつがさき商店さんのご厚意で練習させていただいたのですが、全問正解しましたね!その他、伏見酒造組合さんにも練習の機会をいただきました。」
「私の場合は特殊なきき酒法で、好みである『亀泉 Cell-24』を基準にどう判断するか。酒造組合さんからも、福井さんのやり方を変える必要はないとおっしゃっていただいたので、そのまま大会に臨めました」
―優勝されて今のお気持ちは
「まさか優勝するとは思っていなくて、発表前の懇親会で飲み過ぎまして(笑)驚きしかなかったです。後日家族や友人がお祝い会を開いてくれたのですが、周りがお酒に興味を持ってくれているのが嬉しかったです。きき酒をやってみたいという声や日本酒の会を開いてほしい、などと連絡が来るので、この機会に日本酒好きを増やしたいと思っています。」
―日本酒ビギナーの方にメッセージをお願いいたします。
「きき酒が難しいと思う方もいると思うのですが、日本酒の知識がなくても日々楽しく飲んでいた私でも優勝できたので、まずは好みのお酒を探してみるのをおすすめします」
自由で楽しい世界「My Sake World」

―本日はMy Sake Worldでのブレンド体験はいかがでしたか?
「めちゃくちゃ楽しかったです!以前からずっと体験したくて、興味・好奇心でしかなかったです」
「1回目は松井酒造の『神蔵』を中心にしつつ、石鎚酒造の『さくらひめ』と『抱腹絶倒』を合わせました。2つ目は松井酒造の『神蔵』の割合を増やし『にいだしぜんしゅ』を少し入れました。やはり『神蔵』が落ち着きますね。美味しいのができました!」
―日本酒をブレンドすることで好みの香味を生み出す経験は貴重です。
「次はまた違う組み合わせ、好みでないお酒を混ぜてみてどうなるかやってみたいです。体調や季節によって感じる味わいが変化するので、ブレンドだからできる楽しみ方もありますね」
「友人の中には蔵の人が美味しいと思って造ったお酒をどうして混ぜるの?という声もあるのですが、今回多くの蔵の人が[My Sake World]応援しているというのを聞けて嬉しかったです」
―よく飲み手の自由は妨げたくないと酒蔵さんと話します。
「それを蔵の方がおっしゃっていただくのはありがたいです。日本酒はもっと自由でいいと思います。もっと楽しい世界があります。そしてブレンドしたお酒は美味しくなりますね!」
―味のスペシャリスト福井さんがそうおっしゃっていただけるのは嬉しいです。
「どうしても日本酒好きの方は語ってしまいがちですが、私はもっと“自由な好み”を大事にしていきたいですね」
好みのお酒を見つける旅

―読者にメッセージはありますか?
「難しく語ろうとせず『美味しいね』『好みだね』という日本酒を見つけてほしいです。」
―今回つくられたお酒はどのような時に飲みたいですか?
「まず一人で飲みたいです(笑)でも自分だけで飲むのはもったいないので、みんなで飲みたいですね。こんなブレンドしてみました!どう?って感想を聞きたいです!今度日本酒持ち寄りの会があるのでその時に持っていきます。」
―[My Sake World]に期待することは?
「私が大事にしている“好みを探しに行く旅”が[My Sake World]ではできるので、一緒に日本酒好きの方を増やしていきましょう」
決して日本酒の知識はないと謙遜する福井さん。
日々好みのお酒を楽しく飲むことを続けていた結果、味のスペシャリストにまで到達した。
きき酒の決め手は福井さんが一番好みの「亀泉酒造 cel-24」を基準にして、そこから香りや味わいを判断しているという。
自分好みのお酒を見つけることが日本酒を好きに学べる一番の近道かもしれない。
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♯MySakeWorld
文:Sake World 編集部
My Sake World 御池別邸
- 住所
- 京都府京都市中京区姉小路通富小路東入る福長町123Googlemapで開く
- TEL
- 075-600-9226
- 営業時間
- 平日:11:00~12:30、13:30~15:00、16:00~17:30(各回90分制)
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